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情報というケアギフト:弱ったあなたへ


そういえば今日はこんな歳時記なんですよ。そんな挨拶やメッセージのやり取りも、そのまま相手先のケアギフトになることがあるので、私は情報発信(特にSNSやメッセージ、メール)において大切にしています。


食は日本だけでも豊かで、世界を見ればもっと歳時記がありますが、土用が過ぎたばかり(次は8月)、私が世界中を見渡して選ぶ夏の"ケア歳時記"は、韓国における夏の土用とも言われるチョボッ(初伏)とサムゲタンです。

日本のスーパーに並ぶ鰻の蒲焼きでパワーもいいですが、暑い季節にあえてスープで癒し、体に栄養をつけてくれる鶏肉や棗、もち米などを一緒にとるというクンムル(汁、スープ)食に雑穀米や黒米を合わせる韓国の食文化が昔から気に入っています。こうしたもので夏の体を労るとは、改めてなんて素敵な選択!

それをSNSでシェアするメリットは、私が考えるに「毎日暑くて、もう思考が停止して、台所に立って火を使うのも嫌だなあ」今日もサラダやざる蕎麦を選ぼうとしていた方にこれを情報提供すると「え?いきなりサムゲタン?」とも思うかもしれません。
でも頭のどこかに引っかかっていたら、タイムリーにバテてしまって元気が出ないけど、何食べよう?と悩んでいた方に「もので届けない」情報のセルフケアのヒントになるかもしれない・・・ということ。

サムゲタンは今お住まいの街角の韓国料理屋さんに探せばあるかもしれないし、運が良ければコンビニのラインナップにライトな鶏肉スープがあることも。
完璧でなくたって構わないんです。当日実践できたらパーフェクトですが、当日でなくてもしばらく頭の片隅に置かれて活かせるチャンスがあるから。

・・・とはいえそんな私も毎年7月「あっ、韓国は今日がそうだったか!」となって広めるのみになってしまうことも多いです(笑)

でも毎年、参鶏湯の時期に目にする「이열치열(イヨルチヨル、暑い季節にあえて熱い料理を食べる暑気払い)」の発想をはじめ、韓国の食養生に開眼し、夏もスープ食やスパイスを取り入れ、もはや「毎日が夏バテ防止食!」と努めて大切にしています。

こうしたニュースも自動翻訳なしに早くすらすらっと読めたらいいのですが「祝日サムゲタン普段より3.1倍多く食べる… 20代増加率最高」。

日本の新聞も毎年こうして「硬派に」鰻の漁獲や消費量を報じたりしますが、他の料理と地域との比較グラフはなかなかインテリで好き(解る範囲で)。

祖母と恩師に最初のケアギフトの記憶は麻布十番「グレイス」の参鶏湯(冷凍)ギフト。
今思えば、奥様に無理を言って、なくなる直前の恩師ご本人によく届いたなあ。

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