見出し画像

【うつ雑記】自信という名の砂上の楼閣

今日は仕事の勉強も兼ねて、久しぶりにプログラミングをしました。まあ、休職中なんですけども。復帰した時に向けてというつもりで。

今まで自分がまったく触れたことのない技術を使って、そしてうまくプログラムを作ることができました。プログラミングの楽しさは色々ありますが、あの「できた!」という喜びは何物にも代えがたいです。

こうしてひとつのプログラムを独力で作り上げると自信になります。うつの人はみんな自分に自信がない傾向にあると思いますが、僕も同じで自分に自信を持てないタイプです。だからこうした自信につながる成功体験というのはとても貴重です。きっとうつからの回復にも寄与してくれると思います。

そう思ってたんですけどね。昔は。

僕は一度うつが寛解した後、新しく就職した職場でうつが再発しました。色々と原因はあるのですが、任せられた仕事をうまく回せなかったことが主な要因です。

で、さらに言うと僕はその職場で働く前に、アルバイトをしていました。これはうつが一度寛解したので社会復帰しようとしたのですが、いきなり就職すると負荷がかかりすぎるかもしれないと思って体を慣らすというという目的で始めたものでした。

このアルバイトを半年ほどしていたのですが、そこでは僕は与えられた仕事を200%くらいの出来でこなせていました。内容が簡単だったことや自分に経験のある仕事を割り当てられたのがその理由ですが、とにかくその200%の成功体験は僕に物凄い自信をもたらしてくれました。

これだけの自信があれば、どこに行っても大丈夫。そのはずだったのに、次の職場で僕はあっさりうつを再発させました。

あの時のみなぎる自信はなんだったのかなぁ。

今の僕の中には、自信というものは非常に脆く、あっさり崩れていくものである、という認識が強くあります。とても良くない考えだと思いますが、トラウマ的に脳裡に刻み込まれているような感覚です。

今のこの目の前の成功体験からくる自信に、果たしてどれだけの価値があるのだろう。

自信をつけよう! という取り組みにどれだけの意味があるのだろう。

答えが出せないまま、僕は復職するのだろうか。

そうしてまた、うつを再発させるのだろうか。

正直、あまり未来を見たくない。

今はただ、足元を見ながら少しずつ前に進みながら生きている。

その先に崖があるのかどうか分からないまま。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?