見出し画像

100日後に死ぬGAFAMのぼくが交渉術を学ぶ理由

19日目。

ビジネスにおいて交渉術を知っておくのは大事だ。

BATNAとZOPAという、交渉戦略についての有名な考え方がある。

引用元

超シンプルに言うとBATNAとは譲れないラインのことであり、ZOPAはまぁいっかと思える範囲のことだ。

例えば電気屋にエアコンを買いに行って、値段交渉をするとする。自分の予算は5万で、それ以上は出せないなら、支出を5万以内におさめるのが自分のBATNAだ。他方、電気屋は3万でぎりぎり利益が出るなら、3万以上で売るのが電気屋のBATNAだ。だからお互いにとってZOPAは3万〜5万での取引成立だ。この範囲内でできるだけ有利な条件を引き出すのが交渉の目的になる。

そこで交渉を有利に進めるために、友人を連れて電気屋に行き、良いデカ、悪いデカ戦術を使ってみよう。友人が良いデカ、ぼくが悪いデカ役だ。

ぼく「あのねえ、ネットでみたら2万で売ってるとこありましたよ(嘘)!ここの電気屋はどうなってるんですか?4万円!?倍ですよ!高すぎるでしょう!」

電気屋「そう言われましても2万は無理ですよ…そうおっしゃるならよそで購入されては?」

ぼく「なんて失礼な!ぼくがこのお店でこれまでどれだけ買ったと思ってるんですか!見てくださいこのポイントカードを!これはニンテンドースイッチを買ったときのポイント、これは乗馬マシンの、これは美顔器のー!店長呼んでくださいよ!」

電気屋「そう言われましてもぉ…」

友人「おいおい、あんまり店員さんを困らすなよ。半額にしろってのはさすがに無理じゃないか?ねえ、店員さん?」

電気屋「はい…半額はさすがに…」

友人「ですよねー。でも彼の言い分もあるし、お得意様の顔を立てるってことで3万ならどうですかねぇ?」

電気屋「はぁ…わかりました。特別に3万にしますが、他のお客様にはどうぞご内密に…」

と、うまくいけばこうなる。

うまくいかなかったら、ビジネスの教科書には書いていないヤ○ザ手法を試みる。

ヤ○ザ手法では、アニキ役と舎弟役が必要になる。ここでは友人がアニキ、ぼくが舎弟とする。

ぼく「ふざけてんのかここの店はよお!?4万なんてバカげた価格設定しやがって!やっちゃうぞこらぁ!」

電気屋「ひぃーーー。勘弁してくださいよぉ。私、クビになっちゃいますよぉ」

ぼく「あー?知ったことかよ!もうええわ!どついたる!」

電気屋「誰か警察呼んでー!」

友人「何をカタギに迷惑かけとんじゃー!おらぁ!」

と言って友人はぼくをボコボコにする。ポイントはまじでボコボコにすることだ。電気屋からもボコボコなのがわかるように顔を殴るのが一番効果的。ぼくは呻きながらそこらに転がっておく。

友人「すいませんねぇ、うちのもんが。警察は勘弁してやってください。ところで確かに値段は高いと思うんですが、どうにかなりませんかねぇー電気屋さーん?」

電気屋「ひぃー。もうタダでいいですー!」

と、うまくいけばこうなる。

※ヤ○ザ手法は普通に傷害罪とか業務妨害になると思うのでダメです

というわけで、交渉術の話でした。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?