100日後に死ぬGAFAMのぼくがデートでピンチになった理由
13日目。
女性と食事に行ったときの鉄則は名前を間違えないことだ。
以前やす子ちゃん(仮名)と食事をしていて、そういえば花子ちゃんってさーと名前を間違えたことがある。
え?花子ちゃんって誰?って言われた瞬間ぼくの脳はこれをどう回避しようかフル回転を始めた。
あ、えっと、花子ちゃんっていうのはぼくが片想いしていた相手なんだけど、こないだフラれちゃって、なんかわかんないけど名前が出ちゃった。まだ立ち直れてないのかも。失礼だよね、ごめん
と、とてもスマートな回答が出た。
え…?あ、うん…
と言われ、ことなきを得た。
なんだかんだやす子ちゃんは次もデートに行ってくれたけど今思えば全く意味不明な回答だったと思う。一途なピュア男です感を出しつつやす子ちゃんの同情を買っちゃおという欲張りな下心が透けて見える回答だ。
後で考えたが、母の名前と間違えたと言ったらマザコンみたいで気持ち悪いし、そのうちバレる。職場の女性と間違えたと言ったらその子となんかあるんじゃないかと思われる。
だから女友達と間違えたと言えば良かったと思う。その後やす子ちゃんとの会話では女友達の誰かを花子ちゃんに置き換えないといけないとか、そもそも都合のいい女友達がいない場合は花子ちゃんの存在をでっちあげないといけないリスクが伴うけれど、少なくともぼくの回答よりはマシなはずだ。
そういうわけで女性の名前を間違えたときは女友達を犠牲にすることをおすすめします。
続く
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