藤井風くんに会ったら、なんて話しかけよう
最近また藤井風くんにハマってる。
実は私は新人ハンター、というかブレイク前のアーティストだったり役者を見つけるのが好きだ。
全国級になると友達に「ほらね!」と言い、寂しさを噛み締めて次の方を探しにいくというタチの悪いやつだ。
そして、確か2年前くらい前に藤井くんを聞いて、「すごい、いいぞ」って思った。もうその時点で人気ではあったんだが、周りでは知らない人の方が多かった。新鮮な曲調に絶妙に芯をついた歌詞が人々の心に響き、昨年末は紅白にもサプライズ大トリなんかも飾った。すごいよねぇ。
普通はここまで人気になってしまうと、私は興味がなくなってしまうのだが、改めて紅白で聞いてハマってしまった。
やっぱりいいんだよな。
ぱっと見、3、40代に見えてしまうような貫禄というか、オーラがあるのに、話すと子供っぽい素朴さも感じるギャップ。真っ直ぐに自分が思ったことを頭の先からつま先まで体現している気がする。紅白の司会の方にも方言まじりで敬語に縛られず話しているのが、何も嫌味がない。
冒頭で引用した歌詞だが、すごく藤井風くんの雰囲気に合っている気がする。何も重たい空気を背負っていない。いい意味で空っぽ。荷物がないんだ。
期待も「特にない」
見返りも「特に求めていない」
自分自身からも、周りからも、求めているものは「特にない」。
そういうニュートラルな姿勢で自分の心を毎瞬毎瞬大事にして生きている、気がする。
会ったことはないが、雰囲気でね、そう思う。
タロット占いが好きで昨年からよく見ているのだが、いろんなリーダーさんを見ても、私が選んだカードのリーディングは常に「断捨離」しろと出る。本当に毎回毎回言われる。
いやいや、洋服もめちゃくちゃ少ないし、物も相当少ない方だと思う。
これ以上少なくなったら、毎日洗濯物回さないとダメじゃん、何て思って右から左に聞き流していた。
でも、この藤井くんの「特にない」を聞いて、、ちょっと思った。
思考の断捨離ができていないのかも。
私はまだ、
期待もある
見返りも求めている
私は今YouTubeなどをしながら、「クリエイター」としての道を歩んでいるのだが、なんだか変に自分の箱を作り上げて自分の首を締めている気がする。
こういう動画は人気でないから。
こういう動画は私らしくないんじゃないか。
自分に変な重荷を背負わせている。
自由に自分を表現したいって思っていたけど、純粋に心の声を聞けていない気がする。
自由って意外と難しいもんだな。
自分を解放するってことは空っぽになることなのかもしれないと藤井風くんの曲を聞いて思った。
そろそろ思考の断捨離だな。
もう1月中旬に差し掛かるが、大掃除開始だ。
心と頭の中にもときめきを感じることだけにしておく。
なので、藤井風くんに会ったら、藤井くんにとって自由とはなんですか?って聞いてみようかな。
ちなみに私は初対面の人にこの質問をされたら、死ぬほど警戒すると思う。なので、やっぱり、藤井くんは髪質は天パですか?くらいに抑えとこうかなとも思う。
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