無農薬・有機栽培田の草取りのお手伝い【夢は古民家cafe☆眞秀】
おはようございます🐱
福島県三春町のシェアハウスで暮らしながら、農業のお手伝いをしている眞秀(まほろ)です☘️
少し前のお話になってしまいますが…
7月はお世話になっている農業法人の有機・無農薬栽培の試験田の草刈りと草取りをしました!
※見出し写真は、6月上旬の田んぼの様子です。「中野式」と呼ばれる道具で、小さい雑草を刈り取りました(田んぼに突き刺してあるのが、「中野式」の道具です)
比較的平地に近い畑の草を刈払い機で刈ったり、日差しと雨を受けてスクスク育ち、取っても取っても伸びてくる田の草を取ったりしました🌱
6月、7月は社員の皆さんが「田車」という機械を使い、草取りをしますが、稲の株まわりや、地下茎が地中深くに入り込んでいる草は、機械だけではなかなか取りきれないのです🌿💦
そんな草をどうやって取るかといいますと…
田んぼに入って、ひたすら手でむしり取る!
これです!
(これが想像以上に大変💦)
まず田んぼに入る前に、作業用ズボンの上からカッパのズボンを履きます。
それから、田んぼ用の膝まである長靴を履き、アームカバーと手袋をつけ、首まわりにタオルを巻いて、農業用の婦人帽(首の後ろに日除けが付いたもの)をかぶります。
写真を撮りたいのですが、作業中はそんな余裕は全くなく、スマホも作業ズボンのポケットなので、なかなか取り出せません(雨の日は軽トラの中に入れています)
熱中症対策のため、朝5時から作業するので、そこまで気温は高くないのですが、それでも汗だになります🥵💦
草取りが追いつかないときは、スポーツドリンクをガブガブ飲みながら、昼も作業します🥤💦
気温が30度超えの日は、11時から14時まで基本的には屋外作業中止です。「基本的には」なので、間に合わないときは「やるよ!」という感じになります(もちろん、休憩を取りつつ、スポーツドリンクを飲みながら)
数年前、はじめてこの作業をしたときのこと。前日に社員のリカさんから「雨じゃなくても、カッパを持ってきてね」と言われていたのに、忘れてしまったことがありました😥
当日カッパを忘れたことを伝えたら、リカさんが「下だけでもカッパがあるとよかったんだけど」と心配そうな表情に😥
そのときは「???」だったのですが、田んぼに入ること10分、その理由が分かりました。
田んぼに植えられた苗の列を「条」、稲と稲の間を「条間」といい、草取りは一人3条・2条間ずつ草を取りながら前に進むのですが…
条間に足を踏み入れ、泥の中に右手をつっこみ、稲の株の周囲を手探りして、田の草の根っこを引き抜き、左手に草を抱えて進むうち、シャツが泥だらけに💦
さらに草がある程度の量になったら、丸めて畦(あぜ)に投げるのですが、そのたびに泥が飛び散り、跳ね返ったりして、今度はズボンが泥だらけに
リカさんはじめ、社員の皆さんが暑くても上は薄手のヤッケ、下にはカッパを着用している理由がよくわかりました。
顔にも髪の毛にも泥が飛びますが、泥だらけの手袋をつけているので、ぬぐえない😖
でも、結局ぬぐってしまいます。中腰で、下を向いたまま作業するので、髪やおでこから汗が噴き出て、目に入りそうになるからです💦
泥だらけの手袋でタオルを取るので、タオルも泥だらけ。そのタオルで顔をぬぐうので、結局顔に泥がついてしまったり😫
(作業終わりに必ず鏡チェックです。誰も気にしていませんが)
水を張った田んぼはぬかるんでいて、ときどき泥にはまって長靴が抜けなくなって、危うく田んぼに尻もちをつきそうになったり、見た目以上に深くて膝まで泥に埋まったりすることも😱
最初は、目で田の草を探して、慎重に泥を掻いて根っこを引き抜いていましたが、リカさんは泥の中に両手を突っ込み、あっという間に草を抜き取り、どんどん前に進んでいきます😳
「どうしたら、そんなに早く抜けるんですか?」と質問したら、ニッコリ笑顔で「草に対する憎しみかな?」と言いわれてしまいました😺
とにかく取っても取っても生えてくるし、昨年、塊茎を取りきれなかったため、今年は例年以上に田の草が多いそう🌱🌱🌱
「根絶やしにしたい😡🔥」と燃えるリカさんについて、わたしもスピードUP!
リカさんをマネて、両手を泥につっこみ、田の草を掻き出すことにしました。
田の草のほとんどは、「クログワイ」と「オモダカ」です。
これらの草は、農薬を使わない稲作の「手強い敵」なのだそう。
クログワイは地上に出ている部分は、ちょっと涼しげな雰囲気なのですが、地中深くの塊茎(かいけい)が手強い…😥
塊茎とは、地下茎が大きくなったもの。手触りは、小さなニンニクやミョウガのような感触です🌱
まずクログワイが埋まっている泥の中に手を入れて、根元を探り、この塊茎ごと根っこを引き抜きます💪
1つの塊茎に数個の芽がついているため、丸ごと引っこ抜かないと残った芽が伸びてきて、来年以降も生えてくる可能性があるという、本当に厄介な植物です😱
大変な作業ですが、塊茎ごと「ずるずるずるっ」と草を取れたときは、かなり気持ちいい✨
「お手伝いどころか、足を引っ張っているのでは?」と心配になるほど、何も知らない、何もできないわたしにやさしく、ときにユーモアを込めて接してくださるリカさんはじめ社員の皆さんには、本当に感謝してもしきれません🙏
草取りが進み、田んぼの中央あたりに来ると、取り除いた草を畦に向けて投げようとしても、届かないことがあります。
そこで、取り除いた草を自分たちが進む方向に投げ、少しずつ回収しながら進んでいくことにしたのですが…
草って、結構な重さがあるんですよね💦
まっすぐ前に投げたつもりが、他の人の条間に着地してしまうことも…
そんなときも「ガーターだよ❗️」と笑ってくれたり…
丸めた草が稲の根元に当たってしまい、茎が倒れてしまったときも、責めることなく「ストライク❗️」と声をかけてくれたり…(「稲は倒れても起き上がるから、大丈夫❗️」と聞いて、安心しました)
一列の草取りが終わると、小休憩。熱中症予防のため、スポーツドリンクで水分を補給して、中腰の体勢でコリ固まってしまった背中や腰を伸ばします。
簡単な作業ではなく、体がしんどいときもありますが、草を取り終わった後は、かなりの爽快感✨
一通りクログアイとオモダカを取り終えたため、わたしは一度田んぼから離れ、野菜の収穫をお手伝いすることになりました(7月時点。現在は収穫のまっただなかです)
草取りの最終日、リカさんから地元で有名なおまんじゅうをいただきました💕
しっとりした香ばしい皮の中に上品な味のあんこがたっぷり!
おまんじゅうと同じくらいうれしかったのが、リカさんからかけていただいた
「眞秀ちゃんのおかげで、本当に助かりました! 秋にはまた草取りがはじまるから、またお手伝いをお願いするからね!」
という言葉でした💕
わたしなりに一生懸命やったつもりでしたが、リカさんには教えてもらうばかりで、失敗のフォローをしてもらったりと、迷惑をかけてしまったかも…何も役に立たなかったかも…と思っていたので、おまんじゅうの甘さと同じくらいリカさんの言葉が沁みました😺
夏は一生懸命、野菜の収穫をお手伝いして、秋にはまたリカさんの田の草取りをお手伝いしたいです!
眞秀のプロフィールと記事一覧(マガジン)も読んでいただけるとうれしいです♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?