大事なことを決めるのはたいてい面倒で時間がかかる
誕生日を迎えた息子が祖父母から玩具をもらいました。
玩具は他の子どもにとっても魅力的なもののようで、姉(長女)も遊びたがります。
交互に使う約束で始めたようですが、しばらくすると姉が「じゅんばんにつかうっていってたのにかわってくれない」と叫んできました。
「そうなんだね」と聞きつつ、どうするのかをまた相談するよう伝えました。彼らはまたしばらくごにょごにょとやっていました。
ここで親が仲裁をしたりルールを設定したりすればかなりの短時間で解決をみたような状況は作れそうです。しかし彼らにとって大切なことは彼ら自身で決めるべきだと思います。そしてそれはとても時間がかかることでもあります。
これが3人、4人となるとますます複雑になります。ましては10人、20人となると言うに及びません。
たくさんの人とものごとを決めるためにどのように対話をするべきかという経験を積んだり、当事者性の感度を磨いたり、大事なことほど利害に関わる人が増えることとか、決めるにはとにかく時間がかかることなんだというのを知っていく営みが学校で行われていくといいですね。
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