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ガラスの彫刻

夜空の君はガラスの彫刻
変えることのできない光の集まり
頬が触れると
震える水玉

もう忘れていた今日までの難しい日々
今から始まる次の世界で
ふりそそぐ
どこにでもあるんだ繋がるこの気持ち
ちりばめられた光の散乱と混乱
君に集まり

ただ光が落ちたから
影絵のように映る存在
その時に訪れる安らぎは
関係あるはずだ
君は落ちた光を体に取り込んでいて
ゆっくりと放出する
とてもゆっくり放つ光は
君の色
白から青へ紫から赤にうつりゆく

光る窓を開いて表通りを見た
そこに行き交う人々の光

部屋の明かりを消してゆっくりソファーに座るよ
環境音という名の静寂
ぼんやりとした光がどこからともなく見えていて
はっきりとした光はそこにある

夜風の君はガラスの彫刻
変わり続けている光の集まり
手が触れると
滴る水滴

闇夜の君はガラスの彫刻
ぼんやりしている光の集まり
体に触れると
やわらかなぬくもり




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