抗争

だから言った
壊れるのは分かってた
マシンを起こしているのは
開放し続けているということ
それはダメで無理な話
何の問題もなかったとしても
世界にすべてをさらけ出すなんてできないね
こころが壊れるのは嫌なんだ
滑稽な偽善
見たくないから

手にしようとしたときは
もう遅かった
点滅が見えなかった
盲目と同じ
すべてが流れ込んできたはずの結局
手にできず
すべてをコントロールされがんじがらめ
多くはそれすら気付かす弛緩
できることできないことは決められていて
指を見る

世界はとても息苦しく涙が出てきてしまう
そんなに捨てたもんでもない
よく聞く話だがとても虚しいささやき
立て直そうとしても偏光に支配され光を浴び続けている
知らず切り開いていこうとするが
溶け込むように浸透してくる

だから言った
裂けるのは分かっていた
そのパワーを生んでいるものは
この世界という現実
それが嫌で抗って
誰も知らない支配だとしても
こんな世界に居続けることなんてできないね
こころが裂けるのは嫌なんだ
なのに暮れてゆく

世界はとても美しくため息と一歩だけでも

現実との相違を
知っているのに止まっていて
こころがキマらない
傍観者のままでは変化は来なくて
情熱だけが内燃し張り裂けてしまうかも
それには
消えず抗うしかない
そうだ
反抗する
情熱の灼熱は大いなるエナジー
内燃が正しく動作していれば順調のはず
そうさ
必死が張りつめているこれは
止まることはない一歩
踏み出し行う
この世界との抗争