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027_哀愁の新聞バサバサ爺さん

新聞の発行部数減少のニュースをあちこちで聞きます。コロナが拍車をかけたという事情もあるでしょう。多くの企業や飲食店で解約をしたでしょうが、単にコロナはきっかけで、ペーパレス化の流れを考えたら必然ですね。

不思議と(当たり前ですが)この新聞部数のニュースは新聞社はあまり積極的に取り上げません。公称発行部数という真っ赤な嘘をつき続けてきたすねの傷があるからですが、知る人は皆知っています。販売店、代理店、印刷業者、実は私も新聞折込チラシの手配をやっていた頃に、それは2014年の事ですが、あまりに減少したのでビックリした記憶があります。

この前振りとはあまり関係ありませんが、図書館に行くと新聞を読んでいる人がいます。朝刊を午後になっても読んでいるから、情報を得るのが目的ではなく、それは単に読み物として読んでいるという事ですね。

ほとんど、そういう人は男性の高齢者、爺さんです。60歳ぐらいではないですね、もっと高齢です。70以上でしょうね。婆さんはほとんど図書館では新聞を読みません。少なくとも私は過去に数回しかそれを目撃していません。

なぜ図書館で新聞を読むのか? 理由はわかりません。自宅で新聞を定期購読していて、それで他紙を読んでいるのか、あるいはそもそもとっていなくて…その理由は何でしょうか、購読料が高いからでしょうか? 私も高齢者ですが、まだ60代ですからわかりません。

私自身は新聞を読む気にはなれません。一般的な週刊誌も読みません。読まない理由は、他の多くの人たちと同じ理由です。今の時代は読む人は少数派です。

では図書館で新聞を読むのを習慣としている爺さんはどうなのでしょうか? 面白いと思っているのでしょうか? 面白いんだったら、お金を出す価値があると思いますけど、そこまで貧窮しているのでしょうか?

中にはちょっと、変な人がいます。バッサバッサとやたら新聞をめくるのです。何かの記事を探しているのでしょうかね。館内の静寂を破って、物凄い音がします。病的な印象がありますが「ムキ」になって読んでいるのは、傍で見ていて怖いです。

新聞は将来、どのタイミングかは分かりませんが確実に無くなります。
読者が大勢いて、儲かっているのであれば無くなりません。でも、これだけ減ったら遠い先ではないでしょう。よく思うのですが、図書館に行って新聞を読んでいる爺さんが全員新聞を購読したら、ひょっとして無くならずに済むんじゃないですか? あの人たちは、そうは思わないのでしょうね。

ちなみに、なぜ婆さんは図書館で新聞を読まないのか? これについては後日、機会を見て書きます。

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