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雨の日にだけ聞こえる音色

こんにちは!動画で観る絵本を作ってます
tsushiomaruです

少し間が空いてしまいました
もっとnoteを書く癖をつけていきたいと思っている今日このごろです

短編シリーズ開始

以前「Hello,Mister」という全4話の観る絵本を上げていきました

今第二作目の長編脚本を詰めているんですが、正直完成がいつになるのか自分でもよくわからなくなっているので、それまで何も上げないのもなあと思い、表現の練習も兼ねて短編の作品を出していくことにしました

わりと日々生きていると細々としたストーリーを思いついて発信するアテもなくメモっていたりするので、それをコンパクトに形にしていくことを目的としてやっていこうと思います

定期で出していけたら最高なんですが、正直それはお約束できないのでなるべくスパン短くなるべく素敵なものをお届けできれば幸いです

短編「ADOLF RAIN」

早速今回上げたのがこちらの「ADOLF RAIN」です

前回の「Hello,Mister」をご覧いただけた方からしたらだいぶ表現方法が変わっていると思うのではないでしょうか

今回はフル3DCGで作ってみました
別に今までの表現方法を捨てたわけではありません
ただ単純に、この作品はこの表現方法があっているだろうと思ったのと、やはり使えるものは色々使って作品によって様々な表現の幅を持てるようになりたいと思い、今回はこういった形でチャレンジをしてみました

今回のテーマは「雨音」

ずっと前から「雨音」をテーマにした作品は作りたいと思っていました

雨の日って嫌われがちだけど、雨音ってみんな結構好きじゃないですか?
YouTubeとかにも雨音を何時間も流して癒やし音声みたいなのがあったりして

実は嫌われているのは「外に出づらい理由」になるだけで「雨」自体は嫌われてないのではと思ったんですよね

ちなみに、僕は雨の日結構好きな方です

もちろん雨だと自転車やバイクに乗れなかったり、片手が傘でふさがったりお気に入りの靴が濡れたりして嫌なこともありますけど、雨の日にしか見れないものだったり感じれない湿度や匂いがあったりして、そういうのが地味に好きだったりもします

休みの日に雨が降ったら「あー外出るのやめよっかなあ」と思う日もありますが、窓を開けて網戸にし、ただただ雨音を聞いて読書する時もあります

心地よいんですよね 雨音って

今回はそういう雨音にフォーカスをあてて作品を作ってみました
また、1分という制約をつけてみました

正直前回の「Hello,Mister」は自分的にも自信作ではあったのですが、いかんせん長かったこともあり最後まで見ていただける事自体がありがたい作品というふうになってしまったのが、自分の中での反省点でした

もちろん、飽きない作りをしたりだとか、それを少しでも感じさせないための全4話という作りだったりもしたのですが、なにかと映像も文章も長くなってしまって本当に伝えるべきことが霞んでしまっては本末転倒なので、今回は全体の尺に制限をつけてみました

結果、すごく難しかったです
やはり起承転結を表現するにはあまりに短いですし、今回は音にフォーカスを当てていますから文字の量は気にしました

タイトルについて

たまに友人から「タイトルってどうやって考えてるの?」と聞かれます

正直僕の場合、結構適当です
その場でぽーんと適当につけちゃってます
でも意外と、そうやって決めたタイトルに愛着を抱いてます

今回のタイトルは「ADOLF RAIN」
我ながらまあまあ覚えにくいタイトルつけちゃったなあと思ってます笑

このタイトルも考え抜いてつけたわけではなく、適当にシュッとつけたものです

みなさんは「サックス」というものが、なぜ「サックス」という名前なのかご存知ですか?

それは「アドルフ・サックス(Adolphe Sax)」さんが作ったからです

サックスが生まれた瞬間はそれはもう人類が皆初めて耳にする音色に心奪われたことだろうと想像をしたわけです

一応、自分の中での設定として作品に登場する彼は雨の日にのみ音を奏でます
それは、彼の表現する音楽には雨音が必要だからです

それを考えながら作った時に「あえて雨の日にだけ音を奏でる彼の音は彼にしか表現できない音楽にしたいな」と思いチャレンジしました

まあもちろん雨音を使った楽曲はこの世にたくさんあるのですが、あえて雨の日にだけ演奏するキャラクターが主人公と考えた時に、その作品のタイトルとして初めての音を生み出す人物の名前として「アドルフ・サックス(Adolphe Sax)」さんのお名前をお借りしようと思ったわけです

最初はこれも仮タイトルだったんですが、最後のピアノの音に合わせてタイトルを出してみた時にビジュアルとしてもすごく気に入ったので、これに決めました

聞く人の感情によって聞こえた方が変わる音

今回は上でも書いたとおり「雨音」がテーマです

僕は先程「雨音は心地よい」といいましたが、それは半分嘘です

心地よく感じることのほうが経験上多いですが、毎回そういうわけではありません

逆に悲しく感じることもある

当たり前ですが、音なんてものは聞く人の感情に左右されるものです
泣きたい時に雨音を聞いたら、人によっては傘の中で小さく泣いてしまうでしょう
寂しい時に雨音を聞いたら、余計寂しくなって鬱陶しく感じるかもしれません

僕はその心地よかったり、悲しかったりを表現したかったんですよね

雨音の中男はサックスを演奏します
ここで奏でられるメロディは「心地よい」と「寂しい/悲しい」のちょうど狭間を狙ったつもりです
聞く人によってその割合は違うと思います
もしかしたら聞く場所によっても違うかもしれません

ふと一人の雨の日の夜に、そっと寄り添ってくれる短編でありたい
そしてそれは、優しさで全てを包むようなものではなく、言葉の通り寄り添うように同じ気持ちを抱けるようなそんなものが作れたら素敵だなと尽力しました

まだ見てない方も、すでに見た方もこれを読んだあとに再度自分の感情の上ではどう聞こえるのかをもう一度見てみてください

お時間は取りません 1分で終わりますから笑
もしよければ感想など、コメントいただけると嬉しいです

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