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オーソドックスな英単語の覚え方

 この記事はエッセイではなく、実践的かつ具体的な英単語の覚え方について書いてみようと思います。といっても、非常にオーソドックスな方法です。

irreparable

"irreparable"は形容詞で「修復できない」という意味ですが、その覚え方について。

この単語は分解すると
「 ir + repair + able 」となります。

「ir 」は「打ち消し」の意味をもち、「~ではない」。
regularとirregularと同じです。

「repair」は(比較的大きなものを)「修繕する、修理する」の意味。

「able」は「受け身」の意味を含む「~できる」の意味。

だから「修復できない」の意味になります。

ちなみに、「repair」はもっと分解すると、「re + pair」。
「re」は「再び」を、「pair」は「対(つい)にする」を意味します。
だから「repair」は「再び対にする」、つまり「修復する」という意味になります。

話を少しもとに戻します。
「able」という「接尾語」は、「~できる」と記憶している人も多いと思いますが、「受け身」の意味も含むことを覚えておくと、単語が使いやすくなります。

「これは修復できない」は、
This is irreparable.
ですが、「able」は「受け身+~できる」なので、言い換えると
=This cannot be repaired.となります。


import

importも、今と同じように「分解」してみます。
import → in + port 。
「in」ではなく、「im」ではないか?、と指摘する人もいるかもしれませんが、「in」の後に「p」や「b」が来ると「im」になります。

import
→「in」(~の中へ)+「port」(運ぶ)
なので、「国内へ運ぶ」つまり「輸入(する)」の意味になります。

また、辞書を見るとimportには「意味」という意味もあります。
「心の中へ運ぶ」から「意味」という意味にもなりますね。


portable

「ポータブル」。これはみんな聞いたことがある単語だと思います。
「port」(~を運ぶ)、「able」(受け身+~できる)だから「運べる」「持ち運びできる」の意味ですね。

This radio is portable.
= This radio can be ported. 


まとめ

 そんなこと言われなくても知ってるよ、という方も多かったと思います。しかし、普段から意識しているのと、していないのでは、大きな差が生まれます。
 辞書をひいて、単語ひとつ調べて、ひとつ覚えるだけではもったいない。接尾語、接頭辞まで覚えておくと、知らない単語でも意味を「類推」しやすくなりますね。


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