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白熊杯短歌部門 | 勝手に賞(勝手に返歌)

白熊杯短歌部門「勝手に賞」。

俳句につづいて「勝手に賞を!」と思いましたが、「賞」ではなく「勝手に返歌」にしようと思います。


見る見ると魔法の粉で雪化粧
見るものすべてメルヘンチック

😎返歌

僕の横
ファンデぱたぱた
塗る君も
雪の化粧に
負けず劣らず


片方の手袋外して手をつなぐ
次の季節へタイムトラベル

😎返歌

雪の中
君とつないだ
僕の手は
桜のもとでも
握りつづけむ


街角に独り佇み舞う雪よ
君への愛は手が覚えてる

😎返歌

あの街で
別れてしまった
あの人を
思い出させし
けふの粉雪


ふるさとに空き家の増えし
冬夕焼け
私道にひとり明日を見つめる

😎返歌

故郷にて
主不在の
隣家見し
あのおじさんの
謦咳懐かし


寒いねと絡めた指はいつの日か
もう届かない君のぬくもり

😎返歌

いつまでも
絶えることなく
あたためる
あの冬の日の
君のてのひら



悪趣味と言う子に返す言葉なし
画面の向こうのナマハゲの姿

😎返歌

俺だって
やりたいわけじゃ
ないけれど
これも伝統
未来へつなぐ



雪景の渓谷を行く只見線
復旧の路ほろ酔いながら

😎返歌

只見線
君と僕との
愛つなぐ
会津の君と
中越の僕



#白熊杯
#勝手に賞
#返歌
#今日の短歌
#今こんな気分

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