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同じ本を2冊買うことがよくあります。

文学作品で気に入った本があると、同じ本を2~3冊買うことがよくあります。

「アルケミスト」は、日本語の文庫本と英語の文庫本の2冊。

ハーディーの「テス」はペンギン英語版の本と岩波文庫(上)(下)。

松本清張の「霧の旗」「Pro Bono」。

幸田露伴「五重塔」「Pagoda」。

ヘッセの新潮文庫「シッダールタ」、ドイツ語の原書、英語版。

ドストエフスキー新潮文庫版「罪と罰」、英語版、ロシア語版(ページをめくっただけ)。

その他にもまだ結構もっています。

外国語で書かれたものの場合(いきなり原書にあたることもありますが)、日本語で先に読んで内容をある程度把握した後に原書を読むと、なんか外国語が実力以上に得意になったような感じになります。

同じ内容だから1冊でもいいとも思いますが、語学の学習においては、英語と日本語両方で読むと、言語の発想・表現の相違点に注意を払うことができるようになると思います。

たしか行方昭夫先生の著書だったと思いますが、翻訳を志す人は英語で書かれた本の日本語訳を数種類読み比べてみると良いそうです。

確かに、同じドストエフスキーでも、亀山版、米川版、池田版、江川版の翻訳では印象が異なります。

話の内容がわかっていても、好きなものは飽きがこないものだな、と思います。

シェイクスピアの戯曲はどれだけ多くの国々で上演されてきたことでしょう?

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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします