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雨が降ると古墳が心配

写真は、大室公園内の古墳内部を撮影したものです。この公園には、多数の古墳があります。すべての古墳の名称に、「二子山」(ふたご)が含まれています。おそらく、前方後円墳の「前方部」と「後方部」の2つの場所が、盛り上がっていることに由来するのでしょう。
大室公園に点在する古墳について、外交官として、日本に滞在していたアーネスト・サトウが、研究論文を残しています(「上野国の古墳について」)。

わたしは、暇なとき、よく古墳探訪をします。大室公園のように、駐車場があるところは行きやすいのですが、マイナーな古墳だと、駐車場もなく、標識もなく、整備もされておらず・・・
事前に地図でよく所在地を確認して、近くにコンビニやスーパーなど、車を止められそうな場所を探しておく必要があります(少額でも、車を止めた店では、買い物をしています)。

行き先の古墳の場所は、前もってナビに登録しておきます。
ナビに登録した古墳が増えるにつれて、気がついたことがあります。
それは古墳が川沿いに集中していることです。
水は時代に関係なく大切ですものね。

最近、ゲリラ豪雨が多いです。
もしかしたら、誰にも知られることなく、たくさんの古墳が流されてしまっているかもしれません。

現在確認されている古墳だけでも、郵便局やコンビニの数より多いそうです。

すべての古墳を保存することは、無理。しかし、もったいない。

せめて、人知れず流された古墳、そして埋葬された古代人の声に耳を傾けてみたい。

語学が好きな私は、ネイティブ(!)古代人の音源があったら、是非聞いてみたいです。
ちゃんと理解できるかどうかはわかりませんが。

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