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あなたは七夕🌌に何を願う~2022~🌠

 七夕。短冊🎋に最後に願いを書いたのはいつの頃だったろう?
 たぶん幼稚園の頃に書いたのが最後だったような気がする。

 時間というものは、誰にでも分かっているようでいて、誰にも分かっていないものだ。小学生の頃の時間の流れ方と今現在の時間の流れ方は、まったく違うような気がする。
 ゆっくりと流れていた小さな頃の時間は、今では激流と言っていいほど早く流れていく。特に成人になって以降は、けっこう忙しく時が過ぎていった。

 確かに平均寿命は伸びている。かつての時代を生きた人々より、人生の長さという面では、現代人のほうが有利だ。しかし、人生の密度という面では、漠然とではあるが、希薄になっているような気がしている。

 寿命とは「命をことほぐ」(寿ぐ、言祝ぐ)と書く。
 長く生きることは、お祝いすべきことなのに、「年金が危ない」「医療費が嵩む」「老後の生活はどうなる?」など、ネガティブな言葉で語られることが多い。

 願い事が叶うなら、誰もがみな、ひとつひとつ年を重ねるごとに、真の意味で、祝い合えるような世界になることを望みたい。年をとることが、絶望や不確実さ、あるいは惨めという言葉を連想させることがないような世界を望む。


記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします