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飲酒後、ラーメンを食べたくなるのはなぜ?



(1) 飲酒後、ラーメンが食べたくなる理由。


 お酒を飲んだあと、無性にラーメンが食べたくなったことはあるだろうか?

 この記事(↑)によれば、お酒を飲んだあと、体がラーメンを欲するのには科学的な理由があるという。

 要約すると、お酒を飲むと、肝臓では糖を分解するよりもアルコールを分解することが優先されるため、血糖値が下がる。そうすると、体は不足した分の糖(炭水化物)を補おうとするという。
 また、アルコールによる利尿作用により、水分・塩分が排出されるため、水分・塩分も体が補おうとする。
 炭水化物・水分・塩分を補うという体の要求にかなっているのがラーメンだということのようだ。


 あまりお酒は飲まないけれど、たまにラーメンを食べたくなる。水分や塩分が足りないときなのだろうか?

 ちなみに、「ラーメン」🍜は英語で「ramen」。ラーメンに馴染みのない外国人に説明するとき、「ramen noodles」(ラーメン・ヌードルズ)とヌードルをつけてダメ押ししておくと良いらしい。
 「金閣寺」を「Kinkakuji Temple」というのと、少し似ている発想。「金閣『寺』」だから「temple」は余計だが『じ』が『てら』だとわからない人には親切な言い方だ。


(2) ラーメン橋


 橋には「ラーメン橋」と呼ばれるものがある。
 ラーメン橋の「ラーメン」は
「食べるほうのramen」とはつづりが違う。「Rahmen」はドイツ語で「枠」「縁」「骨組み」を意味する。

 詳しい説明は下のリンク先を参照していただきたい。
 簡単にいうと、橋は下で支える「」の上に「」(台)を載せて作られる。これは「桁橋」(けたばし)といって最も一般的な橋である。それに対して、「ラーメン橋」とは「柱と板が一体になっている橋」のことをいう。


#Rahmenbr ücke


#ラーメン橋



(3) ドイツ語の枠構造


 ドイツ語の特徴の1つに「枠構造」(Rahmen)がある。

 例えば、完了形を例に挙げる。
 英語の完了形は「have + 過去分詞」、ドイツ語の完了形は「haben + 過去分詞」で、両者とも作り方は同じだが、「語順」が異なる。

「私は彼に手紙を書きました」を完了形を使って英語で言えば、

I have written him a letter.   
だが、ドイツ語では
Ich habe ihm einen Brief geschrieben. 
となる。

つまり
英語では
「主語+have+過去分詞+目的語」の順になるが、
ドイツ語では、
「主語+haben+目的語+過去分詞」が基本的な語順になる。
このように「haben」と「過去分詞」で、目的語を挟むような形、つまり、
haben(定形)+目的語+過去分詞」のような構造を「枠構造」(ラーメン、Rahmen)という。

 「枠構造」を一言で説明するのは難しい。
 しかし、「完了形」に限らず、「分離動詞」や「話法の助動詞」にも「枠構造」が現れる。


結び


 2ヶ月くらい前の下書きを記事にしてみました。
 「ラーメン繋がり」で記事を書こうと思ってから、2ヶ月以上も過ぎてしまいました。
 本来なら、下書きを削除するところですが、今回は記事にしてみました。
 経験的に、長い間下書きに入っていた記事は投稿してもあまり読まれることはないのですが、消すにはもったいないので投稿します。



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#飲酒後にラーメンを食べたくなるのはなぜか

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