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宇宙SF | 足元を見たら

(1)発端

 痛い。なにか尖ったものを踏んでしまったようだ。
 画鋲か?
 なにを踏んだのか確かめようとして下を見た時に見えたものは、自分自身の円形の部位であった。
 あら、またひと回り大きくなったようだわ。嫌だわ、他の女たちは私のことを羨ましそうに見つめるし、男たちは邪な視線を私に向けるから。

 そんなことより、私が踏んだものはなんなのだろう? その場にしゃがみ、足の裏を見た。

 そこにはロケットが突き刺さっていた。

い、いたい

(2)何だ?このロケット🚀は。。。

 ロケットと言っても、いわゆるロケット🚀ではない。
 前時代において、それなりに隆盛をきわめた「ロケット鉛筆」のロケットが、私の土踏まずに見事にグサッと刺さっていたのだ。

「今さら誰がロケット鉛筆なんて使っているの?だいたい、ここは私の部屋。誰も部屋の中へ入れていない。ということは、大家のエロ親父の仕業か?」
「あとで、それとなく、探りに行こうか?」と思った瞬間、私の目の前に彼らが現れた。 

(3)われわれは。。。

「亜希子さん、こんにちは。はじめまして。我々は🪐土星人🪐です。👾火星👾からやってきました」

 私は驚愕した。そして戦慄した。
 はじめて🪐土星人🪐に突然出会ったことにも驚いたが、土星人が土星からやって来たのではなく、「火星」からやって来たことに度肝を抜かれた。

「なぜ土星人が火星からやってきたのですか?」

「亜希子さん、それはあなた方のせいですよ。あんたら、今、アルテミス計画なるものを進めているでしょう。地球人がわれわれ土星人の遊び場である火星にやってくるかもしれない。われわれとしては、それを阻止したいのですよ」

「それで、それが私の部屋のロケット鉛筆となんの関係があるんです?」

「われわれ土星人は平和を好みます。全面戦争は望んでいません。そこで思い付いたのが、ロケット鉛筆バラマキ大作戦だったのです」

「そうですか。しかし、ロケット鉛筆をばらまかれましても、アルテミス計画に対するあなたの反対の意思は、私たちには全く伝わりませんよ」

「えっ、そうなんですか?アルテミスは大プロジェクトではないのですか😱?地球人🌍️の頭の中は、アルテミス計画一色ではないのですか?」

「まぁ、少なくても私には全く関係ないですね」

🪐「がちょ~ん」🪐

土星人🪐って
🎀かわいいわね🎀
🎗️(*≧з≦)🎗️

おしまい

フィクションです。

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宇宙は広いが。。。


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