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~7.28 [青ブラ文学部] お題 | 忘れっぽい詩の神 [forgetful Muse]

忘れっぽい詩の神」というお題で、作品を投稿してみませんか?



青ブラ文学部募集要項



#青ブラ文学部 」というタグを付ける。
締め切り2024/07/28までです。


忘れっぽい詩の神」という言葉をタイトルまたは本文中で用いてください。
⚠️
英語で作品を書く方は
forgetful Muse」という言葉を用いて、日本語訳も付けてください。


小説、エッセイ、詩、俳句・短歌、音声配信、イラスト・写真など、形式は自由です。文字制限もありません。


応募していた作品は私のマガジンに登録したり、紹介する場合もあります。
あらかじめご了承ください。


「忘れっぽい詩の神」という言葉が使われていればOKですが、イメージがわきにくい場合は、「出典」を参考にしてください。


出典 

シェイクスピア『ソネット』100


忘れっぽい詩の神」(forgetful Muse)という言葉は、シェイクスピアソネット集』100から採りました。

(以下、柴田稔彦[編]「シェイクスピア詩集」、岩波文庫、pp.96-97より引用)


100 

Where art thou, Muse, that thou forget'st so long 
To speak of that which gives thee all thy might ? 
Spend'st thou thy fury on some worthless song, 
Dark'ning thy power to lend base subjects light ? 
Return, forgetful Muse, and straight redeem 
In gentle numbers time so idly spent. 
Sing to the ear that doth thy lays esteem, 
And gives thy pen both skill and argument. 
Rise, resty Muse, my love's sweet face survey, 
If time have any wrinkle graven there ; 
If any, be a satire to decay, 
And make Time's spoils despised everywhere. 
 Give my love fame faster than Time wastes life, 
 So thou prevent'st his scythe and crooked knife. 

前掲書p96

詩神よ、あなたが総力を発揮できる対象を歌うことを
こんなに長く忘れていたなんて、一体どこにいたのです?
霊感の狂熱をつまらない歌のために消耗し、
卑しい題材に光をあてようとして力を失ったのですか?
忘れっぽい詩の神、戻ってきて、怠惰にすごした時間を、
高貴な詩を書くことによって、即刻償ってください。
あなたの歌を評価する人の耳に向けて歌うのです、
彼こそあなたの筆に、力と材料を与える人なのですから。
怠け者の詩の神、起きてぼくの愛する人の顔を見てごらん、
そこに時が少しでも皺を刻んでいないかを。
もう少しでもあれば、時の破壊力を嗤う詩を書き、
時の残虐をさげすむ気風をいたるところにつくってください。
 時が命を滅ぼすよりも先に、あの人の名を高めてください、
 そうすれば時の彎曲した大鎌を出し抜けるのです。

前掲書p97

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