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算数の時間 | 引き算の筆算

はじめに

昨日の記事で「宿題」を出した。

もうやりましたか?
まだの人はあとで読んでくださいね☺️。

昨日出した宿題は
400 - 123 を筆算で計算するとき、なぜ隣りから「9」を借りてくるのか?、ということでした。

学校で習ったとおりに筆算で計算すると次のようになります。

400 - 123 = 277

答えは277になります。
この計算はたぶんこの記事を読んでいる方は全員できたと思います。
なぜで「9」を隣りから借りてくるのか、という理由を考えてみましょう。


9を借りてくる理由

簡単に言うと、9を借りてくるのは、400という数字を390 + 10 と「小分け」したということを意味します。
式で書いてみると、次のような発想です。

400 - 123 
=( 390 + 10 ) -( 100 + 20 + 3 ) 
= 300 + 90 + 10 - 100 - 20 - 3 
=(300-100)+(90-20)+(10-3) 
=200 + 70 + 7 
=277 

百の位、十の位、一の位を別々に計算することと同じですね。


頭の中は人それぞれ

筆算をするならば、上のとおりですが、計算方法は人それぞれでしょう。

こんなふうに考える人もいるかもしれません。

400 - 123 
= 400 - 120- 3 
= 280 - 3 
= 277 

とか

400 - 123 
=( 403 - 3 ) - 123 
=( 403 - 123 ) - 3 
= 280 - 3 
= 277 

とか😄。

だいたいの値を知りたいだけならば、一の位なんか無視して

400 - 123 
= 400 - 120 (本当は=ではないが)
= 280 

だいたい280、という答えでも日常生活ではあまり困ることはないかもしれません。


筆算の弊害

今回は引き算の筆算を考えてみました。学校で習う算数や数学は「厳密さ」を重視します。
一の位から計算するから「繰り上がり」を考えねばなりません。
しかし、買い物など日常生活では、「一の位」よりも「万の位」や「千の位」のほうが重要ですね。
厳密な値より、だいたいの値を知るほうが大切なので、十の位や一の位を無視する、ということも大事ですね。言われなくても、そう考えている人は多いと思います。

学校では、計算の答えは「唯一解」ですが、ふだんは「正確さ」よりも「だいたいの値」、「正確さ」よりも「計算のスピード」が大切なときもあります。
その時々の判断で、適切な選択をすることが大事だと思います。

スマホで計算はできますが、スマホを使うまでもないときも多々ありますね😊。


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