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ブリザードDT

 どんなヒーローにもオリジンがある。俺のは…クソだ。

「ダッセェことやってんじゃねぇ!」

 歌舞伎町路地裏で取り囲まれるサラリーマン等ありふれた光景だが見過ごせない。

「ア”?…は?」

 こちらを見た暴漢の眼が点になる。当然だ。連中より俺の方が遥かにダサい。改造サングラスにヤクザロングコート、その背中に大きく 童 貞 の文字。これが新宿の守護者ブリザードDTのコスチュームだ。

「イヤーッ!」

先制ヤクザキックで一人をぶっ飛ばす。瞬間冷気が吹き明らかに気温が下がった!

「あ…あ…」

 倒れた暴漢が異常に気付く。急速な体温低下だ。俺の四肢の末端からは冷気が発する!


 数か月前!高校を卒業したばかりの俺は男になろうとしていた。この暖簾の奥に!心臓が急速に鼓動する。出てきたのは特徴のない女性だった。彼女は僕の手を取り言った。

「わぁお兄さん手つめたぁい」

 そして彼女は氷漬けになった。俺のスーパーパワーが発現した瞬間だ。

【続く】

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