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こんな社長は会社をダメにする!

財務コンサルタントとして色んな企業に関わっていると資金繰りが悪い会社、もしくは今は良いけどいずれ悪くなっていく会社の共通点が見えてきます。

今回はそんな内容を投稿します。


1.税理士"神話説"を唱える社長

結構多いのがこのタイプの社長。これはどんな社長かというと会社の財務面は全て「税理士に任せている。」の一点張りタイプ。

ぴあそ:「今期の資金繰りはどうですか?」
社長:「税理士に任せているから。」
ぴあそ:「銀行からの資金調達はどうされますか?」
社長:「税理士に任せているから。」
ぴあそ:「この法人保険は必要ですか?」
社長:「税理士に言われたから。」
ぴあそ:「この節税は必要でしたか?」
社長:「税理士に言われたから。」

これらはほんの一部ですが、実際にいますよ、こんな社長。

自分の大切な会社の肝となる財務や資金繰りを他人に任せっきりにするなんて恐ろしい!会社の現預金残高や資金繰りの状態を会社の実権者たる社長がしっかりと把握すべきです!

このタイプの社長に限って会社の財務や資金繰りが悪化してくると「税理士に任せていたのに。」「うちの税理士は何も教えてくれなかった。」と他人のせいにします。

会社の売上や利益は従業員も含めた会社全体で変えられます。

しかし、会社の財務や資金繰りを変えられるのは会社の実権者たる社長だけです!なんでもかんでも税理士に任せっぱなしにするのは絶対ダメです!

2.「税理士=お金のプロ」という誤解

そもそも税理士は「税金のプロ」であって「お金のプロ」ではありません。その事実をまず理解すべきです。

病気やケガをした時、病院に行きますよね?でも病気やケガの内容によって病院の種類を選びませんか?例えば風邪なら内科、骨折なら整形外科、みたいに。

会社の経営に必要な士業、その他の専門職も同じです。

・税金⇒税理士
・人事労務⇒社労士
・法務⇒弁護士

のように目的に合わせて相談相手を変えますよね。ただ税理士に関しては税金以外に会社の財務や資金繰り、資金調達など専門分野外の事を求められるケースが多いように感じます。

あくまで税理士は「税金のプロ」です。中には財務や資金調達のコンサルが出来る税理士もいらっしゃいますがかなり稀有な方だと思います。

あと、税理士の顧問料は月額3~5万円くらいが相場ですのでその価格で税金相談以外に財務も資金繰りも資金調達もコンサルしてもらおう!というのはちょっと無理があるような気がします。

3.財務や資金繰り、資金調達の相談相手は誰?

それは僕です!僕は元銀行員とFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)というそれぞれの専門分野の見地から会社の財務分析、資金繰り、資金調達、法人や代表者、従業員の資産形成のコンサルティングをやっています!是非、僕に相談を(笑)

というのは言い過ぎですが、ご自身の周りに財務、資金繰り、資金調達等のコンサルが出来る人がいないか探してみると良いと思います。意外といますよ。僕みたいに元銀行員の人もいればしっかりと勉強して知識豊富な方もいらっしゃいます。その中から気兼ねなく相談が出来る人を選べば良いと思います。

全く心当たりがない、見つからない、という場合は顧問の税理士に聞いてみるのも良いと思います。税理士はそこらへんの人脈も持たれてる方も多いので。実際、私も税理士さんからの紹介で新たな社長とお会いすることも多いです。

4.まとめ

最後の最後に会社を守れるのは社長です!

だからこそしっかり社長が会社の財務や資金繰りの状況を把握しておきましょう!

決して税理士やその他士業、専門職に依頼するのが悪いわけではありません。全部を任せっぱなしにして全く把握していないのがダメなんです!

最後にもう一回言います!

最後の最後に会社を守れるのは社長です!


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