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ソーのnote好きな小説まとめ

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とりあえず、分野にこだわらず、好きな物を集めた
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#毎週ショートショートnote

【ショートショート】ショートショート王様#毎週ショートショートnote

【ショートショート】ショートショート王様#毎週ショートショートnote

「勅令である」

 直方体のたらこ唇から、厳かに告げられる。

 白と青のツートンの正体を誰も知らない。かにを自称するそれは、小さなヒレをパタパタと動かす。

 日曜日、王様がショートショートのお題を出す。国民はみな一週間以内に上納品を提出するのだ。

 血眼になって走り回り、ネタを捕まえ、磨きをかける。

 ネタが見つからない国民は悲惨だ。浮浪者のように彷徨い「アラヤダあの子、まだ上納できないの

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【ショートショート】消しゴム顔#毎週ショートショートnote

【ショートショート】消しゴム顔#毎週ショートショートnote

 いつからだろう。

 ぼくはいつも、クラスのみんなからさけられていた。

 すごくゆうきをだして、はなしかけたことがある。

 でも、みんなにげた。

 消しゴムのケースをそっとはずして、かくれていた顔をみつめる。

 「ねえ、ぼく、なにかわるいことしたのかな」

 すこしこまったような顔がこたえてくれる。

 (きみはおともだちとなかよくするのが、にがてなんだね。

 なかよくしたい?)

 

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【ショートショート】亡き妻のためのパヴァーヌ#毎週ショートショートnote

【ショートショート】亡き妻のためのパヴァーヌ#毎週ショートショートnote

 夜がまだ明けきらぬ時刻。

 彼は掘り起こした棺の中で眠っていた最愛の妻を胸に掻き抱く。彼の口からは、銀狼の咆哮にも似た嗚咽が漏れる。

 まなじりから流れ落ちた宝珠は、人知れぬ平野に積もる新雪のように白い妻の頬で弾け、薄明かりの下、妻の肌をより一層輝かせていた。

 やがて、妻の頬を撫でる一滴の水晶が色褪せた妻の唇に吸い込まれる。温もりを失った妻は顔を上げ、充血した瞳で彼に優しい微笑みを向けた

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鏡顔|#毎週ショートショートnote |1分

鏡顔|#毎週ショートショートnote |1分

 妹のアンナの表情は、いつも僕と同じになる。まるで鏡の中の顔のように。

 兄妹で遊んでいる時には笑顔。だけど、僕が足の小指を本棚にぶつけると、自分が痛いわけでもないのにアンナは今にも泣きだしそうな顔になる。

 やはり母さんがいなくなってから共感力が強くなったのだろうか。一人で僕らを育ててきた母さんが不慮の事故で亡くなったあの日、何も分かっていないであろうアンナが僕をじっと見て、わっと泣き出した

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