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読まなくていい長文

【右肩腱板損傷日記 27】

9/30(木) 【棚ぼた】
4月に思いがけず右肩を痛めて、身体のことを考えるいい機会にできたら・・・なーんて思っていたけれど、なんと本当に今、受傷前より指の動きが良くなってきてるかもしれない!笑 (ピアノ的に)

やっぱり日常的な手の使いすぎや身体の疲れが動きを鈍らせてたのかな。
つくづく治療効果を実感。
あと、肩に影響ないところの体幹をちょっぴりトレーニングしてるのもいいのかな?

まだ肩が治ってないから、最終的にどんなところに落ち着いていくのかわからないけれど、それでも、身体のバランスを整えたり体幹など鍛えることが、今までそのままにしてしまっていた弱点改善に効果ありそうとわかって、まだまだ伸びしろあるじゃん自分(わーい!)となってます。


10/1(金) 【昔話〜】
わたし、30歳になる年、演奏仕事や教えに行くところを待ち伏せられたりする事があり、警察沙汰にもなり、男性不信〜ひいては人間不信で5年以上引きこもってしまい、超ステイホームだった期間がありました。

音楽教室での講師や演奏仕事も辞め、仕事は元々自宅でしていた出版楽譜のアレンジ譜面書き仕事がほとんど。たまに録音の仕事をいただいては、外に出ず音源制作でいいものは自宅で制作、外での時はかなり勇気を絞って意を決して外に出ていたという感じ。
このことがあり、当時付き合っていた彼氏(現オット)が、一人にしておけないから一緒に住もうと言い、同棲のつもりがいつの間にやら両家に歓迎され、気づいたら結婚していました。

一緒に暮らし始めたことは安心材料にはなったのだけど、精神的にやられてしまったことは大きく。その後も完全に復帰できるまで時間がかかってしまいました。

一週間、一歩も家から外に出ないこともよくあって、そうするとともかく体力が衰える。筋力が落ちる。太る。社会性が失われる。
運動も散歩もしない。夜、微かな物音も怖くて明るくなるまで眠れない。
家の中で、1階から2階に階段を上がるだけで息切れする。
会った人に気づかれていたかはわからないけど、人と会話をする仕方を忘れる(たまに人と会って話すと挙動不審になる。うまく喋れない)。
写真を撮られることが嫌。

トラウマのようなものだと思いますが、いまだに背後から不意に肩を叩かれること、腕を掴まれることが恐怖です。友人知人でも。同性でも。反動で思わず声を上げてしまったらごめんなさい🙏


その頃、我が家には住んでるところの住宅事情でアップライトピアノも置けなかったから電子ピアノしかなく、日常的に現場のピアノに触れなくなったことで、かなり感覚が鈍りました。積極的に練習しようという気力もなく、指も見事に鈍りました。
でも、この期間にはたくさんの曲のメモや詩や言葉のメモを書き溜めていて、後に曲にしたものもあります。「BBC」もそうです。
今思えば、自分の内面とよく会話していた、創作的には豊かな時期でした。


2009年頃に、仲間に誘われライヴ出演したのが、多分外に出て演奏した久々の機会。
告知した場所に行くことが怖くて、メンバーや友人、仲間たちに「何かあったら守ってあげるから」と言ってもらって、やっとの思いでステージに立ったのが懐かしいです。皆に感謝しかない。ありがとうね。
「Impression of Ukiyo-e Beauties」と「マンダリン・ワルツ」はこの時にたぶんはじめて人前で演奏しました。実は古い曲なんです。
というか、「マンダリン〜」はドラムの学生時代からの友人とたまにリハビリに自宅でセッションしてた曲。「Impression〜」はなんとこの日のライヴのために作ったものでした。(そうだった!タイトルは違いました)


その後、本格的に音楽活動を復帰させていったのは、2011年の東日本の震災があり、自分も出来ることで何かしたいと思ったことが大きく。
震災のボランティアなどを通して人と接することや繋がりを思い出していった感じです。これがなかったら、もっと時間がかかっていたと思います。
2012年に思い切って誕生日にソロでライヴをしたのが、ソロ活動の始まり。
指も動かなくなっていたので、そこから少しずつ戻してきました。

尊敬する音楽家・作編曲家の大先輩方や友人が、自身が病気をした経験から、「美奈子さんはきっと運動とかしてないと思うから、散歩でもストレッチでも何か少しでもやったほうがいい」とのアドバイスをくれました。そんな機会が重なり。わたし自身もライヴや再び演奏をするようになり、体力を戻したかったし、締まりなくなってしまった体を絞りたかったというのもあり、そうだなと、散歩やストレッチなど少しずつ始めて今に至ります。

そして、もっとなんとか上手くなりたい、引きこもりで一番いい時期を失ってしまったけれど、その分を取り戻せたら・・・と思い、数年前に2年間、一念発起でレッスンに通いました。
これが自分にとってはすごく良かったんですよね。今までいかに自分がメロディーや和声にしか興味がなかったかに気づかされたり。なんとかリズムや身体的な面を強化したいな、苦手を克服したいな、と思うに至りました。

そして。そんな流れがあって。すっかり普通に活動していたところにコロナ期突入。
コロナに翻弄される中でも、自分なりに活動充実させたいとやってきました。今年も、もっとあんなこと、こんなことしたい、と思っていたタイミング。実は今年入って、レッスンも単発で数回復帰していて。

肩を痛める直前にも、徐々に演奏良くなってきてる気はするものの、映像などで自分の演奏を確認すると身体や指の使い方がおかしいことが一目瞭然。それはやっぱり落ちた筋力をそのまま放置してきてしまった事だったり、身体を意識してこなすぎたことと関係ありそうで、そこをなんとかしたい〜と思っていたのです。
これは本当、気づいてもそうせざるを得なかったんです。ブランク後はそのくらい動かなかったので。必死のごまかしです。それが癖になってしまっていて。
意識だけじゃどうにもならない部分があるなあと。このままでいいと言ってしまえばそれまでだけど、どこかのタイミングで何かを変える必要がありそうだと思っていました。

なので。
肩を痛めて、身体のことを嫌でも見つめ直さなくちゃならないことになったものの、逆にこれは良い機会なんじゃ、しめしめ、と思ったんです。これ本当に。

その思惑通りと言ってもいいのか、肩の治療のためとはいえ、週一で鍼打ってもらったりを数ヶ月続けてきていたら、棚ぼた的に、肩以外にもいい効果を感じるようになりました。
生理の時の経血がさらさらになったり、身体のバランスが良くなってきてる気がするし、ピアノ的にも、指も受傷以前より回りそうな具合。←なんと!
とてもいい感じになってきてる実感があります。
(追記:あと、気のせいじゃない!肌が綺麗になってきた!!)
アラフィフなので年齢的に衰える一方かと思ったけれど、そんなことないですね。伸びしろ万歳。元が下手だから十分過ぎる程先がある。まだ私のピークは来ていない、これからです(笑)
このまま肩が完治してくれると全てOKです!

今のところ、治療のおかげで可動域が少しずつだけど着実に改善してきていて、昨日は冷蔵庫のドアを右手で開けることができ、今日は玄関ドアを右手で開けることができました。
ここ1ヶ月、良くなる一方。日々進歩です。

たったそれだけ?と思われるかもしれないけど、ちょっとした動作ができるようになるだけで日常生活の質が大きく変わるのですよ!!

手術しないで、今のまま保存療法で大丈夫そうだなと思ってますけど。
どうなるでしょう。
はよ治れ🙏🙏🙏

(つづく)

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このTシャツさあ、横に「タブンシランケド」って書いてあるんですよねw


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