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鎌倉・葉山と吉村弘

一泊二日で神奈川県を旅しました。

福岡県に住んでいる私。

出身は関西なので、関東は馴染みがないのですが、日本を代表する環境音楽のパイオニア、吉村弘さんの展示会が鎌倉の近代美術館であるので、見に行きました。

1日目(鎌倉)

2023/6/13、成田空港到着後、特急で鎌倉へ向かいました。

成田エクスプレス「N'EX」

鎌倉に着いたら、さっそく浴衣をレンタル。浴衣は涼しくて快適でした。

苦笑いする俺(撮影:COKO)

鎌倉の大仏も見ました。

意外と小さかった

名店「かかん」の麻婆豆腐は、信じられないぐらい美味しかったです。

外壁もおしゃれでカッコイイ


麻婆豆腐がものすごく美味しかった。上は「完成形の冷やしトマト」

湘南・江ノ島にも行きました。「陽」のエネルギーがすごかったな。

そのほか、明月院の紫陽花などもよかったのですが、旅のハイライトは、次の日に訪れた神奈川県立近代美術館(鎌倉別館)の企画展でした。


2日目(鎌倉、葉山)

吉村 弘 風景の音 音の風景

こちらの展示では、日本における環境音楽のパイオニアである、吉村弘さん(1940–2003)の多面的な活動が、充実した資料とともに解説されていました。

神奈川県立近代美術館(鎌倉別館)の看板

吉村さんは、博物館、地下鉄、空港など、主に公共空間の音響デザインに携われた音楽家ですが、自分で楽器を作ったり、美術館でワークショップを行ったり、書籍も執筆されたりと、活動が非常に多岐にわたります。

また吉村さんの音楽が収録された、日本の環境音楽がテーマのコンピレーションアルバムが2019年にグラミー賞にノミネートされるなど、最近ますます再評価されている感があります。

『Kankyo Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990』


ちなみに、展示が行われているのは鎌倉別館ですが、葉山館のサウンドロゴ(開館と閉館の音楽)も吉村さんが作られており、現在も葉山館で聞くことができます。

実は鎌倉別館を訪れる数時間前に、 吉村弘さんの作られたサウンドロゴを、 実際に現地 (葉山館) で聴きました。

神奈川県立近代美術館(葉山館)外観

「Four Post Cards」 は家で何度も聞いていたのですが、 生で聴く吉村弘さんの音楽は、 空間と溶け合って、とても美しくて、いま思い出しても涙が出るぐらい印象的でした。


個人的に吉村さんの表現で一番面白いと感じたのは、図形楽譜です。

図形楽譜とは、いわゆる五線譜ではなく図や絵で表された楽譜のことで、吉村さんの図形楽譜からは、強いエネルギーを感じました。

図形楽譜「FLORA」(撮影:久保良)
「Four Post Cards」の図形楽譜。とても綺麗。


旅の思い出を曲にしました

鎌倉・葉山で受けたインスピレーションをもとに、曲を作りました。シンプルなアンビエント・エレクトロニカです。

波の音は、実際に僕が葉山(一色海岸)でフィールドレコーディングした音を使用しています。

今回のスポット


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