今日は何もない

今日は何もない。
ピアノを練習してスマホをいじって写真を見返してみたりする。
その写真に良いBGMを頭の中で鳴らしながら。

字面からもわかるが、すごく穏やかな1日。
言い方を変えれば暇を感じているけれど。

上の写真は昨年訪れたイギリスの庭園である。久しぶりに遡った、くらい前の写真。
私的に、この写真にぴったりの1曲がある。

ラヴェル作曲「マ・メール・ロワ」より
第5曲「妖精の園」

オーケストラで演奏されることもあるこの曲、ぜひピアノでの演奏も聴いてみてほしい。

元は、独身であったが子供好きだったラヴェルさんが、知人の子供姉弟のために、連弾(1台のピアノを2人で弾くこと)組曲として、シャルル・ペローの童話、マザーグースをテーマに作曲したものだ。

この第5曲は、眠りの森の美女から引用されている。眠りに落ちた王女が王子の口づけによって眼を覚ますシーンである。

作曲者ラヴェルはフランス人で、上の写真は曲になんの関係もないのだが、
この曲を頭の中で流しながら写真を見ると、
なんとも言えない自然の匂いだったり温度だったり素晴らしい色彩だったり…
を思い出して思いを馳せてしまうのである。

音楽1つで印象も思い出も、より大切なものになると言えるのではないか。
音楽まで行かなくても、
たとえばその時の人の発する声だったり、
口ずさんだ適当な歌、
街が奏でる生活音とか、
それによってよりその当時のことを覚えてたりするものである。

たかが18歳の見解だが、
読んでいただけて嬉しい。
ぜひとも、上の1曲を聴きながら、
大切な何かを思い出してみてほしい。


P

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#イギリス #18歳 #ピアノ

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