幸福の三大秘訣

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、前回に引き続き、幸田露伴先生の教えをもとに、
「幸福の三大秘訣」について解説してまいります。

早速ですが、三大秘訣をご紹介してまいります。

①惜福(せきふく)

②分福(ぶんぷく)

③植福(しょくふく)

これらが幸福における三つの秘訣であると幸田先生は説かれます。

具体的に説明していきたいと思います。

①福を惜しみ、福を使い切らないこと

幸運は7度訪れると言われています。
訪れた幸福を雑に扱ったり、無視したりしないようにしましょう。

福を使い切らない人は信頼され、愛されるのです。
どんな幸福も無駄遣いすることなく、大切に扱うように心がけましょう。

福は福のあるところへやってきます。
まずは、福をしっかりと自分のところに保つことが肝要です。

倹約家として有名な人物に、徳川家康がいます。
15代まで続いた幕府の基盤を築いた人物の特徴ですから、
是非とも習得したい要素ですよね。

②福を他人に分け与えること

分福は人間ならではの崇高な態度であり、
そのまま自分に跳ね返るという特徴があります。

自分のもとにやってきた福を独り占めするのではなく、
他人と適度に共有することで、さらに福がやってきます。

分福で有名なのが、豊臣秀吉です。
家来にたくさんの報酬を与えたことで有名ですが、
秀吉は歴史上最も富を築いた人物だと言われています。

惜しむ気持ちも持ちながら、適度に分福を意識しましょう。

③植福の精神が人類を進歩させてきた

福を得る際には、誰かから流れてくる印象が強いのではないでしょうか。
しかし、福は自ら作り出すものであると幸田先生は説いておられます。

・福を得たいならば、福を植えればよい

幸福になる努めを諦めず、力強く生きてほしいという
幸田先生の熱い想いが込められているのだと感じます。

幸福になりたいとぼんやり空想するのではなく、
幸福になるのだとまずは決めること。

幸福になるには、福を惜しむ、分ける、植える、これら三つを行うこと。
これらを明確に意識しながら、自分なりのスタンスで継続する。

惜しむのも、分けるのも、植えるのも、
人それぞれの適切な量や頻度、対象などが異なることでしょう。

自分なりの惜福

自分なりの分福

自分なりの植福

こういったものを意識し、探し、確立するのです。

「幸福は自らの意志と努力によって掴み取るもの」
という幸田先生のお言葉を最後に綴りたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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