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脱力と呼吸

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、ドイツの哲学者 ヘリゲルの教えをもとに、
「脱力と呼吸」について紹介します。

ヘリゲル先生はドイツ人ではありますが、日本に渡来し、弓道に触れられ、
修行され、日本の精神について身をもって研究された哲学者です。

それゆえに、彼の教えは、基本的に弓道を通して学んだことが多いです。

弓道だけでなく、私たちの日常生活、人生に大きく貢献する視点を、
ヘリゲル先生は説いておられます。

脱力すること、呼吸を整えることの大切さを意識することで、
少しでも生きやすくなる方が居ますと幸いです。

では早速ですが、ヘリゲル先生のお言葉を紹介していきます。

・弓を引く際には、余計な力は抜き、精神で引くのだ

・正しく引けないのは、正しく呼吸をしていないからである

 どうしても必要な分だけ、息を吸って、吐くのです

・そうしようと考えて、努力するのではなく、呼吸に集中しなさい

 「考える」ことは、感情、心配などを生み、集中を妨げる

・弓道とは、自己と向き合う内省的な営みである

・自ら試行錯誤して、試練を乗り越えることが大事

・「離れ」とは、無心の状態で、自然と生じる現象である

ここまでが、ヘリゲル先生の教えになります。
厳密には、彼の弓道の師匠からの教えではありますが、、、。

さて、ここからは、ヘリゲル先生の教えを、私なりに解釈を交えていきます。

まず最初に、弓を引く際には、余計な力は抜き、精神で引くという教えについて。

これは、私たちが何かを始めるとき、準備し始める時に当てはめることが出来ます。

何かを始める時には、緊張や不安がありますよね。また完璧を求めたり、成功確率を
計算したりしてしまいます。

しかし、物事を始める際は、リラックスして、やれるだけのことをやるんだという
心持ちで、思考よりも感性を大事にして向き合えるといいのではないでしょうか。

心持ちの軽さ、自分の心や直観、感性を信じる状態が、物事を進展させ、
あなたに変化と成長、いまを感じさてくれるのだろうと思います。

また、その他に、正しく呼吸をすることを教えてくれていますね。

心を整えるには、正しい呼吸、無駄のない呼吸、整った呼吸が肝要です。

分量やタイミング、スピードなど、呼吸に意識を向けて、心地よさを感じられる
呼吸をするように努めることで心が自然と落ち着いてくるものです。

もしもいま、あなたが何かに悩んでいたり、苦しんでいたりするならば、
まずは呼吸を整える時間を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

私は毎朝瞑想をするようにしていますが、朝の綺麗な空気と共に、朝日を浴び、
自分の心に向き合う朝は非常に心地良いものですのでオススメです。

そのうえで、目の前の課題に、試行錯誤を持って取り組んで行くことで、
あなたの人生は充実した豊かなものへとなっていくのではないでしょうか。

まずは、脱力と呼吸。

全てはここから始まります。

脱力できていますか?

呼吸は整っていますか?

これらを再確認するきっかけになれますと幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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