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英検・TOEFLで頻出のwhileの2つ目の意味は?!

接続詞やつなぎの副詞の重要性

ある程度、英語を1文単位で読んだり、書いたりできるようになったら、次のステップとして段落ごとや前後の文のつながりの意味を把握できるようにトレーニングすると英語力が向上しやすいです。

英語が1文だけで提示されることはあまりなく、実用的な英語を目指すならやはり文脈把握能力は必須

文脈を把握するためには、接続詞つなぎの副詞をうまく活用することが必要です。

接続詞の活用法

接続詞とは「because, if, although」などのことで、つなぎの副詞とは「therefore, however, furthermore」などのことです。

接続詞と副詞は文法的には別のものですが、本日はその説明は割愛します。

今回は接続詞「while」を確認していくので、まず接続詞がどのような働きをしているかを復習しておきましょう。

例えば、前述の「although」は「〇〇だけれども」という意味ですね。いわゆる逆接というものです。

これはその接続詞の前後が逆の内容になっているという意味です。そのままですね! 

例えば、こんなふうに使われます。

He passed the exam although he did not studied for it at all.

「彼はその試験の勉強を全くしなかったが、合格した。」

「although」のうしろが「全く試験勉強をしなかった」とネガティブな内容になっているということは、その前に書いてあることはその逆のこと。

「試験に合格した」、「成績が一番だった」などポジティブなことが書いてあるはずです。

上の例文もそうなっていますね。

この例文は簡単な単語のみで書いたので、読解が楽だったと思いますが、もっと難しい単語が含まれた文で一部が読解できなかったときには接続語が威力を発揮します

「although」の前後のどちらかが読解できなくても読み取れた方の内容を逆にしたらもう一方の意味も大体推測できます。

「so」も接続詞で「〇〇なので」という意味を表す順接なので、前後の意味は大体同じか因果関係のようなものだと判断できます。

このように接続詞は単なるおまけではなく、むしろ英語の要の1つと言えます。軽く読み飛ばすのではなく、しっかり意味を把握しながら先に進みましょう。

whileの意味は「〇〇の間」よりも…

さて、前置きが長くなりましたが、本日のメイントピックは「while」でした。

この言葉は接続詞ですので、文の前後の意味をつなげる役割を果たします。

学校でまず習う意味は「〇〇の間」という期間を表すものですね。

I visited a lot of museums while I was staying in New York.

(私はニューヨークに滞在していたときにたくさんの美術館を訪れました。)

のように使うのはおなじみですね。

実はというと、「while」にはもう1つ意味があります。

そして、英検やTOEFLなどで出題される難易度の高い文章ではもしろ、その2つ目の意味の方が圧倒的に多く出てきます。

新聞で使われている「while」もこの2つ目の意味の可能性が高いです。

その2つ目の意味は何かというと

「〇〇の一方で」という逆接を表すものです。

例を挙げておくと

While a wide variety of measures to prevent car accidents have been implemented, the number of people injured in them is still high.

「様々な交通事故防止の対策がとられてきた一方で、交通事故によるけが人の数は以前多い。」

というような使い方ができます。

先ほども言ったように、英検やTOEFLといった難しいパッセージを出題する問題の「while」はこの意味でよく使われます。

文の一部が読解できなくてもこの接続詞をヒントにうまく文の意味を取れるようトレーニングしておきまししょう。

そして、接続詞はライティングにも役立ちます。読んでわかりやすい文は書いている人がわかりやすく書いてくれたものです。読んでいる人にとってわかりやすい文章になるよう、書く場合もしっかり接続詞を使っていきましょう。

リーディングやライティングのヒントになるものがあれば嬉しく思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。(^ ^)

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