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「生きる」ってこと

昔は、どこか遠くをみていました。ここじゃない、どこか。

今じゃない、いつか。

生きるってことが息苦しくて。どうやって? なにをどうするんだ?
どうしたらいいんだ?
はてなはてなはてな。
いつも苦しかった。

それはたぶん、「今」を見ていなかったから。
「今」を完全に無視していたから。

ここじゃないここじゃないここじゃない
でもどこなんだ
わからないわからないわからない

みえているのにみえなくて
かんじるのにかんじない

ここじゃない「なにか」をさがしているような
ずっとみつからない「なにか」をもとめて
さまよっていた。

ちがうんだ、と気づいたとき。
「世界」が現れて。
わたしのわたしのわたしの
誰にも邪魔されない
誰も邪魔できない
わたしの世界。
確かに、鳴っていました、鐘が。
ごーん、ごーん、ごーん、て。

どうして「あしたがある」だなんて思っていたんだろうって。
わらっちゃう。
「今日」の終わりまで、生きていられる? なんで?
私には必要ないな、っておもいました。
なくていいんだ。なぁんだ。
背中が、軽くなった。

さんまさんがね、
「今日できたこと、やったことがすべてやねん」って
おっしゃっていた。
その意味が、唐突にわかった気がした。

「今」以外、なくていいやーって。
救われた気がした。

今日のわたしは100点満点。

「昨日」とか「明日」とか、なくていい。
決して投げやり、なのではなくてね。
「今」の自分に納得して生きる、と決めること。
ずーっと、「今」しかないので。

もし、明日も無事に生きていられたら、
食パンにジャムとマーガリンを塗って、食べたいなぁ。
それくらいの夢は描いてもいいってことで。

参考になった本はこちら。


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