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大学三回生が母校の生徒に伝えたいこと

来週あたり、母校に行って大学・学部説明会の講師をすることとなりました。

高校生の時の私は学部説明会?ナニソレ?わたし部活以外興味ないので!という態度を貫いていた部活ニンゲンだったもので、学部説明会をまさか自分がするなんて思ってもみなかった。

でもそんな学部説明会に来るような(私とは違ってちゃんと将来に興味を持っているような)貴重な高校生達の時間をわざわざ戴いて、私が伝えたいことは何か、とグルグルグルグル考えている。

とにかく高校から出たかった、、

私の母校は少し特殊です。
国立で小中高と一貫で内部進学できるのですが、全体の3分の1は実力テストの成績や内申で落とされ、代わりに外部から同じくらいの人数が入ってきます。
私は小学校から高校までずっと内部進学で進んできたので高校時代、私の周りには10年来の友達が多かったです。なので高校時代までを他の人と比べると、あまり変化のない人生だったと思います。
小中高同じ立地にあり、取り巻く環境は小学校から校舎以外変わらず、先生と生徒が少し変わるだけで至って平凡な毎日。

そんな中、高校時代は部活に励んでいました。
なぜそこまで励んでいたのか、今ならわかります。

私はSNSで全国各地の弓道部、弓道に関わる人たちと繋がっていました。それまで高校時代って、家族と、同じ高校の生徒と、先生と、塾の子と、塾の先生以外に関わる人がいない狭い世界でしたが、SNSは唯一、外に開けた所でした。

SNSを通して本当に世の中には色んな人がいることを知りました。

インハイで全国一位をとって大学に推薦入学した一個上の長野の人、真冬は道場が寒すぎて壁に穴を開けてそこから弓を引く青森の人、リーグ戦の話をしている関東の大学生の人達。

私の世界は狭い。初めてそう気づきました。
狭いし退屈だしもうこんなとこ出たい!!!
というのが私の心情でした、、

母校の高校生に伝えたいこと

高校生って若いですし、
環境がめちゃめちゃ狭いんですよ。
それまでの経験が土台となって大学、もしくは社会にこれから出ていくと思います。

でも高校の時の性格や行動がこうだから!
ってそのままこれからの自分の性格や行動を決めつけてはいけないと思います。

例えば、高校の時、物静かだった子が大学に入ってボランティアの学生団体を運営してることだって全然あるんですよ。これは私の友達です。

例えば、高校の時、部活人間だった人間が大学で部活に入るも、高校の時と同じことやりたくない、と部活を辞め、専門の勉強に励む、なんてこともあるんですね。これは私です。

なのでこれからの可能性を狭めないでください。

色んな場所に行って色んなものをスポンジのように経験していきましょう!

ってことを伝えたいんですけど、
学部説明会だと難しいですね。。笑


これで終わります。