見出し画像

【書店さまが選ぶ当店のイチオシ!】

『できる40代は、「これ」しかやらない』大塚 寿著
『50歳からは、「これ」しかやらない』大塚 寿著

ブックスタジオ新大阪店 ビジネス担当 内藤亜紀さま
【取材・文】PHP研究所西部書店普及部 渡部和生

当店はJR新大阪駅の新幹線・在来線乗り換え改札口そばの構内に店舗を構えており、日ごろはビジネスマンのお客さま、お盆や年末年始は多くの家族連れのお客さまで賑わっています。
ところが、昨年来のコロナ禍による緊急事態宣言発令のため、非常に大きな影響を受けることになりました。ビジネスパーソンの仕事がリモートに変わることで客足が減り、さらにターミナル駅の人流を抑えなさいと休業を余儀なくされ、かつてない厳しい経営環境に置かれています。
こうした状況ではありますが、今回、私がオススメするのは、「これしかやらないシリーズ」のなかでもとくに好評な"年齢"を扱った2商品、『できる40代は、「これ」しかやらない』と『50歳からは、「これ」しかやらない』です。

年齢を扱った商品は数多く出版されていますが、文庫などジャンルを問わず安定した売行きで、ロングセラーになる商品が多いようです。とはいえ、40代、50代を扱った商品は、20代、30代に比べると発刊点数も少ないのですが、もともと『できるリーダーは、「これ」しかやらない』が好評だったシリーズということもあり、どのような動きになるか期待していました。
ひと足先に発刊された『できる40代~』は、コロナ禍で減ったビジネスパーソン客だけでなく、性別を問わず、たくさんのお客さまに手に取っていただけました。次から次へと細かく追加を重ね、当店のビジネス週間ランキングベスト3にも継続して顔を覗かせるまでになりました。その後、発刊された『50歳からは~』も初速から好調で、いきなり週間ランキングベスト3に入ってくる勢いでした。
そこで、この二つの商品をもっと効率的に売り伸ばすにはどうしたらいいか、を考えたのです。当店は50坪のスペースで、売場も限られています。期待の高い好立地ですから、新刊も毎日、数多く入荷してきます。仕掛けなどの展開をして結果が出なければ、多くのロスにつながります。しかし、逆の見方をすれば、この2商品で売上げを伸ばせれば、当店で2,000冊以上売れている『道をひらく』のような、安定的なロングセラー品目を増やすことにつながると考えました。
次に、2商品同時に拡販するために、二つの商品を合わせた拡材の作成を出版社に依頼しました。また当店でも、少しでもお客さまの目に留まるようにと、オリジナルPOPを作成することにしました。その結果、2商品とも非常に好調で、『できる40代~』が累計163冊、新刊『50歳からは~』が34冊(7月28日時点)となり、どんどん補充を重ねています。

まささんマガジンです! (2)

さらに、ここで成功事例をつくれたので、ブックスキヨスク5店舗で、8月末までの最重点品目として展開することにもなりました。
この先、10月には『できる30代~』も同シリーズで発刊されるとお聞きしました。シリーズとして、今後売上げを伸ばす有力な商材として、どう販売していくか、新刊も含めて大切に考えていきたいと思います。

まささんマガジンです! (4)