気もそぞろ。

(※カエル, ちょいグロな内容が苦手な方にはおすすめしません。)

こんにちは。
今年、最初で最後の昭和の日、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

4月も終わりそうで、梅雨の季節の到来まで残すこと1ヶ月になりましたが、昨年の10月中旬に撮った畑の生き物たちの写真と出来事をシェアします。

借りている畑は元々耕作放棄地で、その前は水田として利用されており裏山から水が流れてくるため、放っておくと畑が水でぐちゃぐちゃになってしまいます。

そのため、畑に明渠(排水用の溝)を掘ったところ、水が流れ、畑全体に広がっていた生き物たちが明渠に集まってきていたのです。
(同定が間違えていたらご指摘お願いいたします!)


画像1

ヌマガエル

画像2

アメリカザリガニ

画像3

トノサマガエル

画像4

またまた、トノサマガエル。

ん? 
んんんんんんん?

このカエルの左足を拡大してよく見て下さい。

左足がありませんよね。
正確に言うと脛部(膝から水掻きにわたる部位)から下の肉体がなく、骨が露出しています。
こんなこと、厳しい自然界ならよくあることですかね?
一体、どうなんでしょうか。

なんで、私がこの写真にこんなに注目しているかというと。。。



おそらく、私はこのカエル以前にも出会ったことがあるんです。



そして、こんな格好にしてしまった犯人は僕なんです。


そう思う理由を話します。

それは8月のこと。
真夏の農業は雑草との戦いです。
毎朝毎朝、草刈り機で草刈りに励んでいました。

この草刈りをしている時は、まだ、明渠はありませんでした。
そう、まだ、足元ズブズブ、畑一面にカエルが分布していた時です。

はっきり言いますと、草刈り中にカエルが逃げ遅れて、そして私も背の高い雑草のせいでよく見えず、跳ねてしまうこともしばしばあります。

写真のカエルもその一匹でした。
当時の具体的な様子はと言うと(ここから少しグロテスクです。)。

はねてしまった瞬間、はねた勢いでこのカエルは私の目の前で垂直2 mくらい飛びました。
流石に気づいてびっくりした私は、落ちたカエルを目で追いかけて、見つけました。

その時のこのカエルの全長は3~4 cmほど、左足が皮一枚だけで繋がっていて、顔には目と口の間に横長さ1 cm、幅0.5 mm、深さ0.2~0.5 mmほどの大きな傷がついていました。

もう動かせない左足を引きずりながら、このカエルはどこかに行ってしまいました。


ああ、さすがに、これはもうだめだな。申し訳ないことしたな。
と思いました。


こんな出来事から1ヶ月半後、畑で再会するとは少しもおもわず。
びっくりしてしまい、気づいた時にはシャッターを切っていました。

顔にも先述したような大きな傷跡があったので間違いないと思いました。

水掻きあたりの筋肉は血液が行き届かず腐敗してしまったのでしょう。

写真ではわかりずらいですが、このカエル、損失した左足の代わりに右足の腿部(ふともも)が普通のカエルの1.5倍ほどの大きさになっており、力強く地面を蹴って移動していた姿がとても印象的でした。


語弊を恐れずにその時の感情を言うと、心が踊るというかそわそわするというか、そんな感情がぶわあっと溢れ出てきたのを覚えています。

“生物の生命力”に感動したとかそういう言葉ではなくって。

"高揚"に近いような、でも、形容し難い気持ちでした。



今年も雑草と死闘を繰り広げる季節が来ます。

兎にも角にも、
前方注意で草刈りをしようと思います。


最後まで読んで下さりありがとうございました!


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