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NIKON Z6III は本当に進化したのか?

こんにちは。フォトグラファーのnonです。海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

入ってすぐのところに大きな広告がありました。

先月になりますが、ニコンプラザ東京に新発表のZ6IIIを触りに行ってきました。展示内容(アピールポイント)は主として、
1.高速連写時のEVFの見え方(Z6IIとの比較)
2.576万ドットのEVF(Z8との比較)
3.フレキシブルカラーピクチャーコントロール  

プラレール電車
NIKON Z6III

高速連写時のEVFの見え方については、約20コマ/秒の高速連続撮影(拡張)時も滑らかなファインダー像(電子シャッター時)と謳うとおり、確かにプラレール電車を連写するとZ6IIと比較すると見え方はまるで違います。

NIKON Z8とのEVFの緻密さの比較

576万ドットのEVFについては、明らかにZ8よりきめ細かく表示されています。ただし、動体についてはリアルタイムビューファインダーのZ8の方が見やすいようです。

フレキシブルカラーピクチャーコントロールはよくわかりませんでしたが、LUMIXのLUTのようなものでしょうか。

発表のプレゼンテーションを見た時には、正直舞い上がるくらい(笑)すごいカメラが出たものだと興奮したのですが、冷静になると果たしてどうだったか・・・と私はなりました。

全ては国内価格が影響しているのですが、Z6IIから据え置きはないと思っていましたが、Zfを起点とすると、スチルユーザーにとってはどう感じたでしょうか。動画の高機能が追加されましたが、スチルユーザーには無用の機能であるため、それを除くと、センサー読み出し速度がやや速くなり、電子シャッターでの歪みが少し抑えられた一方で、画質についてはダイナミックレンジが狭くなったり、高感度耐性が弱くなったりで画質が落ちました。

Z6IIからの進歩は大きかったですが、既に画像処理エンジン「EXPEED 7」を採用していたZfと比較すると進化はほとんどないと感じます。もちろん、デザインがグリップ型の方が良いとか、少しでも緻密なEVFにこだわるという人もいますのでそれぞれではありますが、プラス14万円です。

発売日以降、実際に購入された方たちのレビューを聞いてみたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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