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親子3代フォトグラファーとカメラの使い方

こんにちは。フォトグラファーのnonです。
海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

カメラは道具なので、撮るものによって非常に様々な使い方、操作方法がありますよね。

〇〇派とは、普段は単に使い方の違いだけで〇〇派を名乗るほどでもないのですが、「カメラメーカーにこういう仕様を求むとか、この機能やボダンがないからこのカメラは悪い」とか、時々主張が過ぎてカメラとはこうあるべき論に発展し意見が白熱するケースがあります。

ざっと思いつくだけで以下のものについてよく聞きます。

・背面液晶画面のバリアングル派とチルト派
・親指AF派とシャッターボタン半押し派
・EVF使用派と背面液晶使用派
・Jpeg撮って出し派とRAW現像派
・手持ち派と三脚使用派
・解像重視派(シャープ派)と緩い描写派(シャープネスをマイナス設定)
・予備バッテリー用意派とモバイルバッテリー派(チャージャー派と本体充電派)
・フラッシュ使用派と不使用派
・動画派とスチル派
・EVFを覗くのは右目派と左目派
・露出補正は補正ダイヤル派とISO調整派
・PSAモード派と常時Mモード派
・背面液晶タッチ派とジョイスティック派
などなど・・・

コンパクトデジカメが流行った20年前はあまりそんな選択は無くて、ただ構図とせいぜい露出を決めてシャッターボタンを押すくらいでした。

そう考えると、今の一眼カメラは非常に多くのカスタマイズ機能や操作方法の選択が用意されていることになります。ただし、ライカだけは最低限の操作ボタンとなっており、構図を決めてシャッターボタンを押すことに集中みたいな雰囲気がありますね。

私がカメラを始めたのは、プロフィールに記載のとおり、父がフィルムカメラを趣味にしていた影響ですが、私の息子もまたプロのフォトグラファーです。(私のカメラ好きの影響ではないようですが)

そんな息子とカメラ談義をしても何故だか話が噛み合いません。同じカメラの話をしているのに心が通じ合っていないというか・・。それは撮影対象が異なるためです。私が使うレンズは風景写真のための14mm~28mmの超広角とスポーツ&ネイチャーの150mm~800mmの超望遠が中心です。一方、息子プロは人物撮影のみで35mm~135mmが中心と全く使う焦点域が違うからなのですが、操作方法も私とはかなり違うし設定も異なります。

一方、娘たちはプロではないですが、ママであるため当然のように子供(孫)の写真を撮り、多数SNSで写真を送ってきます。「同じような写真はいいから厳選して送れ」と言ってもママからすると厳選済で微妙に表情とかが違うようです。

また、一眼カメラを使っているのにEVF不要、フラッシュ不要というスマホ世代のママフォトグラファーです。しかし私よりも自分の子供撮影に関しては上手い写真を撮るので、カメラ機材は単なる道具に過ぎず、使い方など自由だと感じることが多いです。

結局のところ、カメラの仕様はこうあるべきなんてのは、ほとんど無意味なことなのかもしれません。ましてやメーカーがAI機能をカメラ本体に新機能としてどんどん入れることでカメラの価値を上げようとしている昨今の流れから、近い将来は昔に戻って撮影者は構図だけ考えてただシャッターボタンを押すだけになるのか、もしくは生成AIで実際に目で見ていないものを写真に残すくような世界になるのか想像がつきません。

父はデジタルカメラが世に生まれる前に早期に他界したためフィルムカメラしか知りません。もし長生きしていたら私と同じようにデジタルカメラにもハマっていたかもしれません。私はフィルムとデジタル、子供たちはデジタル、そして孫たちは新たなガジェットを使って記録を残すのだと思います。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

#カメラのたのしみ方 #フィルムカメラ #デジタルカメラ
#カメラ #写真 #レンズ #カメラ好きな人と繋がりたい

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