令和3年の個人的ベスト・アーティストを3組ほど
こんにちは。年の瀬ですね〜〜。
やっぱり、人間、区切りが来ると振り返りたくなる生き物なので、二万番煎じながら2021年のお気に入り新譜を振り返りながら、個人的ベスト・アーティストをご紹介します。
では、早速。
①Chemical Volume
まず、いきなりインディーズから。宅録ロックバンドのChemical Volumeをご紹介します!
Twitterのvioによると、「地方都市でサラリーマンをしている、宅録ユニット」とのこと。Youtubeを活動の拠点としながら、サブスクにも曲が上がっています。お好みで。
ともかく素晴らしい。
素朴な音作りと、気取らないボーカル。肩の力を抜いて聴けるのに、沁みてくる音。宅録とのことですが、本当に宅録なのかと疑ってしまいます。
この記事のためにネットで調べると、2011年から活動しているようで、すでに競合他社の記事がしっかりヒットしますね。世の中、嗅覚が鋭い人だらけでびっくり。なんと、basement-timesにも記事があります……。すごいバンド発掘したぞ!と調子に乗って息巻いていた今年の私に喝を入れたい。
B GM
特におすすめの曲はこちら。
聴いてると、なぜかthe pillowsとかを思い出しますね。余談ですが、サブスクだと、アーティスト名がChemicalvolumeになっちゃってる誤植?もかわいい。とても良い。
○○の呟き
あともう一曲ご紹介。この曲もツボ。
とにかく、サラリーマンで宅録というところに勇気をもらいますね。私も学生時代、作曲に手を出しながらも、仕事を始めてから全くできてないので……。
こんなアーティストを目にできるなんて、インターネットは偉大ですね〜〜。
ホントは生で聴きたいアーティストなんですが、残念ながらライブはしない派のよう……。
②Phritz
次は、Phritzをご紹介。2022年1月でなくなっちゃう日本最大級のクラブ、Agehaで出会ったアーティスト。こちらもとても良い。
Grayscale (feat. やぎぬまかな)
ダンサブルでありながら、透明感のある音。いわゆる「kawaii」音色ではないのに、かわいらしくて柔らかい曲調。リフレインを多用しつつも、曲はしっかり展開していく妙。あと、メロディーも巧みですね。
Aiobahnによるところも大きいのかもしれませんが、Popでありながらダンス、というバランスも絶妙ですね。
Figure (feat. 星宮とと)
もう一曲!こっちはもっとダンス!!
ドロップ(にあたるところでしょうか……??)の、突然一回ボーカルが戻るところで、キュン!としちゃいますね。あと、急に顔を出す、暴力的で金属的な音もたまらない。
③クラムボン
最後に、もう一組、クラムボンについても。
クラムボンは、1995年結成の古参バンド。メジャーデビューするも、インディーズに戻り、最近は新譜をレコードでもリリースするなど、少し変わった活動を行っています。
有名どころなので、これ以上の説明は不要かと思いますが、私がしばらく追っている、とても好きなバンドです。
まさかね
こちらは、2019年の日本郵政のCMへの書き下ろしジングルを、2021年3月にフルバージョンのシングルとして再リリースした新譜。
こいつはちょっと曲者で、CMはこんな感じの、幸せな結婚式を題材にしたCMだったんですが、
MVだと、「まさかね」というフレーズの解釈違いで、こんな感じに……
「それは、人を喰らう鬼の少年だった」というドキッとしてしまうフレーズから始まるMV。結末もかなり厳しい。CMが先行で出て、その1年半後にMVがリリースになったので、解釈違いにびっくりしました。今年、音楽関係で一番ゾワゾワした体験でしたね。
Lush Life!
なんだか、ちょっとモチーフが厳しい曲を紹介してしまったのでもう一曲だけ。クラムボンは、リズムあり、コードあり、メロディありの明るく楽しい最高のバンドです!
全然2021年の新譜じゃないんですが、「Lush Life!(2019年)」を。まさに、クラムボンらしさ全開の曲だと思います。
リズミカルなピアノのバックがずっと続く中、4回も同じフレーズを続けたところで、サビにいきなり突入。先程ご紹介した、Phritzのダンス・ミュージックとしてのノリの良さとは、また別の種類でありつつも、軽快な進行になっています。
(閑話)dark cherry mystery
ちなみに、クラムボンのベースのミトさんは、アニメを中心に楽曲提供をよくしていますね。例えばこれ。
聴いた当初、めちゃくちゃ衝撃を受けたのを今でも覚えています。当時、まだまだケツの青かった私は、王道J-Popとクラシックしかやったことがなかったため、この曲を聴いた時「え、こんなのありなんだ!」とびっくり仰天した記憶があります。
……ただ、今よくよく聴いてみると、「Lush Life!」とかなり構成が似ていますね。6年経っても、趣味は変わらないわけだ。
終わりに
Apple Music先生によると、今年は17,000分ほど曲を聴いたそうです。
なんだか、「そんなもんか〜、もっと聴けるはずだぞ!」と思ってしまいます。もっと色々聴いていきたい。
特に今年は、SoundCloudとかあんまり触れられなかったのが反省ポイント。結局、深く潜って色々聴いて、ふと衝撃にぶち当たるのが一番楽しいので、ね。
まあ、とにかく良いお年を!来年もこの調子でいくぜ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?