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様々な面での読書のすすめ

読書が趣味だと得することが多い。

・コスパ
趣味の種類は多くあるが、その中でも読書はコスパが高い。
まず、図書館に行けば多くの種類の本を無料で借りることができる。
最新作などだと順番待ちになって数ヶ月待たされることはあるが、そうでなければ、読みきれない程の分量が無料で借り放題だ。

図書館にない場合でも、文庫本ならワンコイン、ハードカバーなら2000円弱で買える。
読む速度にもよるが、読書に慣れていない人なら1冊で10時間弱くらいは楽しめるはずだ。
なお、ハードカバーは高いだけなので文庫本での購入をオススメする。
文庫本になっている時点で、ハードカバーがかなり売れたことになるので、指標にもなる。

基本は図書館で無料で借りつつ、どうしても購入の必要があるものだけ購入すると良い。
なお、漫画などは図書館においているケースは少ない。
ラノベくらいなら置いてある場所もあるが、そこまで潤沢ではないので注意。
なお、無料だけで楽しむという意味で言えば、ネトゲやYouTubeなどに軍配が上がる。

・バラエティ
書籍は、行ってみれば文章を書ければ完結するコンテンツだ。
だから、作者の人口が非常に多い。当然、作品の数もバラエティも豊富だ。
また、関わっている人数が少ないということは、個人の熱量も反映しやすい。

数多くの作品から自分の気に入ったものを探すのは大変ではあるが、自分の趣向にあう作品を見つけた時は感激である。
その作家が沢山作品を出しているのであれば、その感激がかなり長い期間続くことになる。
もちろん、人によって作品数はばらつきがあるが、似たような作家もいるので類似作家の枠で沢山探すことも面白い。

小説から漫画やドラマ、アニメ、映画などに発展することもある。
そうした派生作品を楽しむのも、楽しみ方の一つだ。
僕は様々なフォーマットの中で小説が一番好きだ。
その理由としては、その作品についての情報量が一番多いからだ。

他の作品は、制作費用などの関係で時間や物量的に制限がつくことが多い。
例えば、ドラマであればシーズンごとに話数が決まってくる。
限られた時間の中でやりくりしなければならないので、作品の描写が小説に比べれば雑になりがちだ。
僕は特に登場人物の心理描写などが好きなので、小説以外のフォーマットだとかなり物足りない。
なので、好きなドラマの原作が小説だったなどであれば、その作品をより楽しむために原作を読むというのもオススメだ。

好きなアニメの原作ライトノベルなどを読むのも、良いと思う。
アニメは制作に時間がかかるので、ライトノベルを読めば、もっと進んだ展開を先に読むこともできる。

・汎用性
読書は汎用性も非常に高い。
現代は、ネットのおかげで文章を読む機会は非常に多い。
なので、「文字を読むのに慣れている」「人よりも早く文字を読める」のは大きなアドバンテージだ。
YouTubeの動画ですら、字幕がついているものがほとんど。
だから、文字に好意的なだけで非常に有利な状況を手に入れることができる。

コンテンツ以外でも、LINEにしろSlackにしろ、人とのやりとりはまだ文字ベースだ。
文字を読むのに慣れていれば、書く方もすんなりできる人が多い。
文字のやりとりが得意になれば、人とのコミュニケーションもスムーズだ。

読書が好きという人は、残念ながらマイノリティだ。
しかし、マイノリティということは珍しいということで、読書は付加価値がつく。
大抵の人は文章なんて読みたくないと思っている。
なので、文章を読むことに忌避感がないだけで、活躍しやすいのだ。
僕は会社のメールにしろ、チャットにしろ一瞬で読んで一瞬で返せる。
来た内容を即座に返せるので、勝手に仕事ができると勘違いしてもらえるのは大きい。

仕事で何か分からないことがあっても、最先端の研究者でなければ、大抵は文章を読めば解決できる。
書籍が出ているなら入門書を読めば良いし、流行もので書籍が出ていなくてもネット検索して出てきたサイトを読めば十分だ。
文章を読むのに慣れていれば、ちょっとした調べ物もさっと調べてすぐに解決ができる。
周りとの差別化によって、読書が趣味だというだけなのに、勝手にものしりになる。

所詮人間は、一人ひとりの性能の差なんてたかが知れている。
単に、人よりちょっと文章に慣れているだけ、読むのが早いだけ、調べるのに躊躇がないだけで人よりも先んじることができる。
おまけに、趣味として楽しんでいるだけなのに、そんなアドバンテージが手に入る。
読書が趣味ですと言うと、なぜか人当たりも良い。
勝手に高尚な趣味だと思われるし、頭が良いと錯覚してくれる。
読んだことのある知識を話せば、物知りで頼りになる人だと思ってもらえる。

現在流行っているChat GPTなどのAIもテキストがベースになっている。
早く読めること、早く書けることは今後も非常に重要なスキルになる。

・ロケーション
現代では、場所を選ばないのもメリットの一つだ。
大して重くない割に、詰まっているコンテンツの量が大きい。
手のひらに乗るサイズで5時間くらい楽しめると思えば分かりやすいと思う。

リュックに2,3冊の本を入れて、適当にでかけて好きな場所で楽しむことができる。
当然、家で楽しんだって良い。場所もそれほど取らない。
図書館で借りれば無料な上に、楽しんだ後は返却すれば場所は一切取らない。
電子書籍なら端末を一つ持っているだけで、邪魔にならない。

僕は風呂に入る時だけ、Kindleで小説を読む。
それ以外の時は、図書館で借りた本を常に1冊は手元においておき、いつでも読めるようにしている。
Kindleとスマホは同期しているから、ちょっとした待ち時間はスマホで読書をする。
エレベーター・エスカレーターに乗っている時や、信号待ちですらさっと本を開いて読むことができる。

・さいごに
読書の利点はこのくらいだろうか。
僕としては、好きなことをやっているだけなのに、世の中の基盤との相性が良い。
無料で楽しめるし、楽しんでいると勝手に汎用スキルが上がる。
リモートワークやコミュニケーションの相性も良い。

書いてなかったが、僕が読書をする上で一番好きなのは、自分のペースで自力で一歩一歩前に進めることだ。
1P1P読み進めることで、時間さえかければ最後まで到達できるのが嬉しい。
動画などだと、受動的に通り過ぎて行くだけなので、能動的に一文一文進めた結果、素晴らしい作品に出会えることもあるし、そうでなくても前に進むので達成感がある。

また、読むだけでなく、Noteでこうして書くことも趣味になれば本当にお金がかからずに楽しめる。
自分の考えを整理することも簡単だし、スムーズにできるので色々なことが前に進みやすい。
知識があって整理ができていれば、無駄な不安なども無くなる。

とにかくよいこと尽くめなので、まずは図書館に行ってみることをオススメする。


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