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精神の安寧をもたらす基盤

昨日、日曜日。
You Tubeをだらだら見るだけの生活をして、それでいて特に気にならなかった。
以前の僕なら週末を有意義に過ごせないなんて、ストレスフルな状況だったのに、だ。
基本的に読書なり何なりで新しい知識なりスキルなりを仕入れていないと不安だったけれど、それがなくなった。

それがなぜなのか深掘りして考えたいと思う。
その安寧をもたらしている基盤についてだ。

自分的に結論だと思っているものから書くと、投資だ。
正確に言うと、株式投資であり、なおかつインデックス投資のこと。
投資をしている事が、無為な日常を送っていても不安にならない重要な点だと思う。

なぜなら、投資というのは長期になればなるほど儲かる確率があがるからだ。
となると、いくら僕が余暇を無為に過ごそうが、無為な日々の蓄積の先には、インデックス投資によるリターンが大きくなる期待値が大きい。
要は、お金にお金を稼がせているという状況である。
つまり、読書やスキル開拓などの「自己投資」をしなくても、「株式投資」をしているので、積み重なるものがある。

もちろん、「自己投資」も平行して出来たら投資効率は良いだろうが、そこは疲れたという感じだ。
代わりに「株式投資」が稼いでくれる確率が高いので、むしろ時間はさっさと過ぎろくらいに思っている。
数年では無理だろうが、10年20年後には、僕の資産は2,3倍くらいにはなる確率が高い。

その前提が自分に良い影響を与えているように思う。
1000万円程度の投資資産というのは、世の中の金持ちからしたら心許ないが、一般的に見ればかなり蓄えがある方だろう。
上を見たらキリがないが、ここ数年で貯めた資産としては申し分ないと思う。
また、投資を始めたことでお金の価値について意識するようになったので無駄使いが減った。
だから、今後も投資資産は積み増しでどんどん増えていく想定だ。
特に新NISAのおかげで、最低でも年360万円は投資に回すつもりだし、それは最低ラインであってもっと投資するつもりである。

僕にとって重要なのは、無駄使いをせずに時間を消化することなのだ。
アラフォーという年齢もあるので、自分の健康にも気を使う必要がある。
しかし、どうにも僕のやるべきことは一石十鳥くらいになるものが多い。
まぁ逆に言えば、今までの生活があまりにも酷すぎたということなのだが。
やることとしては、リタイアの為などになるべく投資資産を増やしたい。
そのためには、特に食費や娯楽費などを抑える必要がある。

食費から考えると、僕はずっと外食100%のような生活をしていた。
自炊なんてまるでしたことがなく、外食かつ健康に悪いようなものばかり食べていた。
投資資産を増やすためには、当然外食は論外ということになる。
自炊の方向にシフトするのが食費を抑える最大効率だ。
で、外食しなくなることがストレスなのかというとそんな事もない。

例えば今日の僕の晩ごはんは、パックごはんと納豆と明太子、パックめかぶとしじみの味噌汁だった。
まぁ明らかに野菜が足りていないが、そこのバランスはおいおい考えていこう。
とりあえず、外食に比べればかなり質素だし、健康に良い食事だろう。
こういった食生活でも、僕は特にストレスを感じずに生きられる。
多少は痩せないといけないから、食事の量を減らすことにもポジティブだ。
こういった生活をするだけで、食費も浮くし、以前よりは健康食だし、痩せる。
自分にとって、良いことづくしだ。

次に娯楽費で考えると、週末は適当にゲーム1本買って適当に遊んで飽きて止めてみたいな生活を繰り返していた。
週1に1本くらいゲームを買っていたので、非常にもったいなかった。
対して面白みもないと思っていたし。
後は、特に興味のない映画を見に行ったりもしていた。これも勿体ない。

現在は、投資資産の確保も考えて、無料でできることだけを考えている。
基本は図書館で本を借りるくらいだろうか。
後はYou Tubeを見たり、Amazon Primeで月額内で見れる映画を見ている。
運動不足もあるので、両手が開くようなコンテンツを鑑賞している時は、ストレッチをしたり、簡単な筋トレをしたり、マッサージガンで身体を柔らかくしている。
ダイエットにも健康にもなるので、非常に良い生活だと思う。

無理に有意義な時間を過ごす強迫観念も消えたので、毎日のルーティンとして朝夜散歩をしている。
自分の足で公園などをゆっくり歩くことで、リラックス効果がある。
毎日5000歩は歩こうとちょっと前まで思っていたが、現在は1万歩は維持できている。
当然、これも健康に寄与する。

基本的に自分のやりたいことや、やっている事が全部繋がっている。
投資が一番の基盤だと書いたが、「自分にとっての幸せを明確に定義した」というのも重要だと思う。
ちょっと前まで謎の脅迫観念である「いかに有意義に時間を過ごせるか」を考えていたが、そんなものはどうでも良いと気づいた。
そもそも僕は、現在の仕事で十分な給与をもらっているし、これ以上無理に年収を増やしたくない。

ぶっちゃけて言えば、もう昇進したくない。
やることと責任が増えるだけだから、正直費用対効果が低いのだ。
ストレスで身体を崩したら、そっちの方が高くついてしまう。
何なら、降格になったほうが僕としては、費用対効果が高くなるとさえ思う。
社会に出てそれなりに長い時間働いて、自分のアッパーもボトムもある程度は見えた。
仕事で実現したいものは、僕には特にない。
リタイアして仕事がなくなったら、ボランティアでゴミ拾いでもし始めると思う。

仕事で稼ぐより無駄な支出を削減する方が僕にとっては重要だ。
おまけに無駄については、仕事のストレスの解消としてやっている部分が多分にあるので、ストレスが減れば支出も減りやすい。
まぁそれはどうでも良いけれど、とにかく、キャリアを上げることに興味がないなら有意義さなんて自分には不要だと気がついた。

このように自分が何を求めていて、どういう状況で、どうすれば幸せを保てるのかをきちんと考えた。
その結果、いるものといらないものが整理できた事が大きいと思う。
きちんと整理できたお陰で、不要な欲望に振り回されることもなくなった。
投資資産なども整理できたお陰で、将来のシミュレーションもできて、具体的な数値目標も算出できた。

もちろん、投資は必ず儲かる訳ではないし、シミュレーション通り投資資産を積み立てられるかも分からない。
しかし、その時は仕方ないともう数年働けば良いはずだ。
自分の人生のあがりが見え始めたので、その辺りも今自分が無為な時間を過ごしても安心していられる理由だと思う。
まったくの五里霧中では、僕の手元にコンパスがあって進みたい方向は分かっている。
少しくらいズレても、方向修正は容易だろう。


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