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知識を得ること=世界を広げること。

605回目です。φです。

昨晩唐突に「これnoteに書きたい!」と思ったことがあったのだけど、なんだったっけ(笑)

ちゃんとメモしておこう。そう思いました…いつもはメモしているんですけどね!

そういうことで、本日読破した本について書こうと思います。2冊読破して、その本たちが思わぬことを私に教えてくれた。つながり、とは不思議なものですね。

先にこの「魔女の12ヵ月 自然を尊び、知り尽くした魔女の「暮らし」と「知恵」」を読みました。

ほぼ同時進行に、この「スペイン「ケルト」紀行―ガリシア地方を歩く」を読みまして。

ぱっと見、全く接点がなさそうですよね、この2冊。私も特に関連付けて読むために借りてはいません。

ただ、「魔女のこと知りたい!薬草知りたい!ハーブ知りたい!」と思った。「ケルトがガリシア…スペインにあるの?!ケルト紀行っていうのも気になる!」と思った。

先に書いておきますね。ふたつともすごくおすすめ!魔女の本は、昔ながらの知恵とはどういうものなのか、ハーブと習慣とは何か、魔女とはどういった人をさしていたのか。魔女狩りとかに興味があって、はるか昔から修道院で薬として使われていたハーブとはなんぞ、と思う方には特におすすめです。

ケルト紀行の方は、ケルトというものに興味がある方はもちろん、スペインやポルトガルの旅をしてみたい、国に生きる人たちに興味がある、そういった方々におすすめ。自分も旅をしている気持ちになれますよ~。

さて、この2冊で私が見つけたつながり。

私がかなり昔から気になっている「魔女」と、大学でウェールズに行くために調べ、それ以来興味を持ち続けている「ケルト」の文化は結構近い関係にあるということ。すごく意外でした。

これは私のこじつけでもあるかもしれない。あくまで「私の意見」という形で、さくっと書いていこうと思います。

ケルト人が信仰した神々や精霊の中に、至って普通に魔女がいたりする。魔女の知恵はケルトの信仰が関わっていたりもする。太陽への考え方や薬草や草花への考え方、生き方…全く別物ではないと言うことが分かりました。

私はケルトの考え方はとても好ましいと思っています。興味深い。自然を信仰し、音楽を愛し、豊かな精神性を持ち。一方で野蛮と言われた彼ら。

アイルランドに、スコットランドに、ウェールズに、ブルターニュに、マン島に。散り散りになっても、未だに彼らの文化は根付いていて、彼らの歴史も至る所にあって、そして今もなお愛されている。ただケルトの血を引くと言うだけで、何が彼らを動かすのか。ケルトとは何か。

それらを考えるだけで、私は一日中過ごせるでしょう。奥が深すぎるのです、深海くらいに!

私自身、魔女とは知識を持った女性であって、キリスト教の分断など宗教的な理由から急に排除されるようになって、…という認識でした。彼らの信仰とかは考えたことがなかったし、かなり偏った面からの「魔女」の知識を有していたのだと思う。

まぁ魔女と言えど、思想や信仰は異なるものがあったかもしれない。単純に「薬草は体と精神を癒す」というもので魔女的な存在になっていた女性も存在するでしょうし。「薬草には魔法が…」というものではなく。おそらく、ですが。と私は思っていました。

けれど、ケルトの文化から魔女を見てみると、ケルト信仰的な草花のパワーを信じる人=魔女、という認識を持った。なんとも不思議なものです。何も関係がない、となぜ私は思っていたのでしょうね。

さて、この2冊の思わぬつながりに私は驚かされたのですが、それを通して思ったこと。

1つの知識を得たら、ちょっと世界は広くなる。2つの知識を得たら、さらに広くなる。3つ、4つ、5つ…と知識を得ていくうちに、自分の目の前に広がる世界はどんどん広がっていきます。累乗、というくらいに。足し算よりも大きく広がる。

そうやっていくうちに、1つ目の知識が8つ目くらいでつながっていることに気づいて、段々とリンクしていく。点と点がつながって、線になるとまた形を変えて、世界はますます広くなっていく。思わぬ視点から世界を見ることもできるようになる。

私はまだ知識を披露するほどはありません。毎日学び、知識を身につけ、自分の知恵としていく段階にいます。けれど、知識を増やしていくプロセスであっても、そう思う。知識を身につけることは、世界を広げていくことだと。

本当に面白いですよ!興味がないものだって、「あれ、これって…」という発見から、自分の「好き」につながっていくこともあるのです。面白いでしょう?

嫌々知識をつける作業をしている人もいるでしょう。ぜひ、自分の持っている知識とリンクさせて面白い面から見てほしいし、その視点は自分だけのものだと自信を持ってほしい。そして、知識をつけるプロセスを楽しんでほしい。

学ぶこと、は苦痛ではない。そう思える人が増えたらいいな、と今日の思わぬつながりを見つけたときの喜びを通して思いました。

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