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心の消耗。

 549回目です。φです。

 色々なストレス解消法をやって気をそらしていましたが、まぁ結論から言うと「根本的にどうにかしないとね☆」というさっぱりとしたものだと気づきました。ストレスって対処しても増えるものは増えるし、対処することで完全に消滅するものでもない。

 ストレスに耐性をつければいいとか、自分の中で消化するといいとか、色々言います。しかしながら、根本的な解決に勝るものってないと思う。

 さて、この目の前にあるストレッサー(=ストレスの原因)はどうしようか。

 …と、考えることで本日私はストレスに対して発狂せずに生き延びました。今日はぎりっぎりでした!危なかったー!

 このストレスに対する考え方と同時に、人の心って消耗するものなんだ、と自覚しました。心のエネルギーがたくさんあるのなら、ちょっとしたことには減ったとしても回復が可能で、徐々に元通りになる。けれど、消耗して消耗して、限度すれすれになったとき、心から体にまで影響するのだと思う。考えにももちろん影響する。あらゆるものに影響してくる。心の消耗って。

 私は図々しいというか、ひねくれているというか、ちょっと嫌なことがあったら見返してやるとか皮肉で笑ったりする心を持っていると思います。「見てろよー幸せになってやるからなー!」と思って生きているからかもしれませんが。ピュアな心ではやっていけなかったので(笑)

 英語勉強に精を出したり、自分ができそうなことを血眼で探したり、スキルを身につけるために勉強に勤しんだり。すべて消耗した心の跳ね返りともいえる。昇華、と言ったら言葉はきれいになると思う。

 まぁそうやって日々を過ごしていても、長い時間に渡って悪口を大声で、怒鳴るように聴かされ続けるとそれなりに消耗する。消耗していると自覚しました。消耗しすぎて冷めてくる。色々なことに対する熱意がごっそり削られていく。これが続いて、自覚なしに日々を過ごすとうつ症状になるんだろうなぁと私は推測します。

 自分の状態、冷めきって観察してますね私…心理学を勉強してからというもの、「へぇ私そう思っているんだ…反応がテキストとは異なるな」とか、なぞの楽しみ方をしています。人の心は覗けませんから、自分の心だけが実験体です。被験者1名では何の結果も出せないけども(笑)

 最近では、怒りが人に与える悪影響などの結果も科学的に出ていますね。

 これはビジネスでのパフォーマンスに追求していますが、まぁ他のことでも応用が利くものだと私は思います。家庭内とかでも。

 これが会社という8時間程度の拘束時間で起こるパフォーマンスの低下なら、家庭という長時間過ごす場所で、長期にわたって繰り返されたらどうなるんだろう。想像しただけでも、「わぁ」ってなりますね。処理能力は落ちて、きっと学習された無気力にもなって、ストレスを解消云々なんて言ってられない状況になると私は予想します。

 怒鳴っている相手が社会生活において関わる人間か、家族親族の人間か、ということも違いを生むとは思います。他人の方が割り切って考えられるかもしれないし、反対に委縮するかもしれない。親族の方が割り切れないかもしれないし、反対に怒りを返すことができるかもしれない。

 家庭内の実験はなかなか難しいものです。研究も結果も、でることはないだろうなぁと私は思います。統制できないしね。条件がそろわない。

 私は結構ブラックな職場を経験したし、怒鳴られることもたくさんあった。それでも、一番心の消費が多いのは家庭内でだと思う。時間が長い、ということもあるけれども。

 職場は楽です。職場から離れてしまえばいい。そうするとその人の存在なんて消えます。どんなに会っても、終わりはある。本当に嫌になったら、職場を去ればいい。逃げる手段があります。

 反対に、家庭はそうはいかない。特に諸々の理由がある場合はね。勘当されるぞーはいできた!ならいいのだろうけれど。終わりを迎えることは難しいだろう。不可能ではないにしても。そして一緒に住んでいたりすると、まぁ逃げる手段なんてないものです。短期的な逃亡は可能ですが。

 心は消耗する。特に言葉は、心を消耗させるにはもってこいのものだと私は思います。きっと回復するためにも、言葉は必要なのだけどね。

 消耗しきったら、回復するためには長い時間が必要になる。ずっと消えない傷になるだろう。ちょっとしたことでもぱっくり開いてしまう傷で、完治しなくて一生背負うかもしれない。もし回復するときに、ずっと寄り添ってくれる存在があれば違うだろうと私は思います。物かもしれないし、人かもしれない。概念かもしれないし、動物かもしれない。

 心を消耗しきる前に、心のケアをしてほしいな、と私は思います。その前に心からのサインに気づいて、自分を大切にする。難しいし、分からないことだらけだとは思う。でも消耗しきってしまうと、それすら考えられなくなるだろうから。

 なんとなーく疲れていたり、楽しめなくなっていたり、上手くいかなくなったとき。心からのサインだと思って、消耗しているかどうかチェックしておくことが大切だと私は思います。Take care!

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