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TRANSIT、バルト三国特集を読んで。

 344回目です。φです。

 毎日コロナウイルスの感染者が増えますね。ひとりひとりが誰かを思いやった行動をすることで、日本全体を救うことにつながると私は信じています。

 お仕事をなさっている方、本当に感謝しかできません。ありがとうございます!

 乗り切った先に、新しいみんなのための日本がありますように。手を差し伸べ合う、優しくて温かい世界がありますように。誰かが泣いて誰かが笑うような世界はもういらない。誰かが下で誰かが上で、押し付け合うような世界はいらない。

 そのためには、今みんなが力を合わせるときだと思う。大変だけれど。大変だからこそ、感謝を伝えて励まし合おう。

 何もできないけれど、言葉を私は送り続けます。送ると言っても、文字に書いているだけだけれど。それでも伝わることを願って書きます。

 本当にありがとうございますー!

 さて、今日は私が読んだ雑誌について書こうと思います。初めて買ってみたけれど、うーんすごく好き!


 これ買いました。TRANSIT。ご存じの方は「あれね!」みたいな雑誌。

 言語学を調べているとリトアニアにハマり、琥珀にハマり、複雑な歴史にハマり、国旗と国章のかっこよさにハマり、まぁとにかくハマっちゃったんです(笑)

 横にロシアの飛び地:カリーニングラードがあることもなんかいいよね!ここもまた複雑な歴史があって、歴史好きにはたまらない国です。

 さらにバルト三国ってヨーロッパに彼ら独自の文化を混ぜたような、とても興味深い国々なのです。三国とまとめられることが多いのに、言語も違う。なぜまとめた?地図上?みたいな感じもまた面白い(笑)

 …Amazonでこの雑誌のリンクを調べるために検索したのですが、こちらも誘惑してきます。私は引っ掛からないぞAIのサーチに…!

 多分この誘惑には負けますね。悔しいけど。

 私は言語が好きなこともあるのですが、「どの国の文化がどうやって、どこに、いつ、なぜ、影響しているのか」みたいなことに興味があります。日本ではなかなか想像できない影響があることも、日本以外の歴史を学ぶことでは楽しみのひとつです。

 ご存じの通り、日本は島国。ヨーロッパにとっては最果ての国で、彼らがどう頑張っても陸路で届くことのない国です。

 文化が流れてくることも少ない。日本は中国の影響を多く受けているけれど、領土争いで国境線が云々、みたいなことは他国に比べると少ない。北方領土とかは除く…ここでは触れません。

 若干はあるし、貿易していたことで続いているし影響を受けた文化はあります。ポルトガルやオランダを筆頭に。「あれって日本由来じゃないんだ!」と思うようなことも、実は彼らが由来だったり。こういった発見をするのが私は好きです(笑)

 さて、話を戻してTRANSIT。

 面白い記事がたくさんあって、満足できる内容です!民族的なもの(ex.衣類・工芸品・思想・無形文化)に興味がある方は読んで~!と押し付けたいくらい。

 私はバルト三国、知っているつもりでしたが、この本は上回ってくれたというか。何より価値がある情報だと思ったのが、「現在のバルト三国」「今後の展望」「バルト三国の国民から三国比較」があったこと。政治に関しても少し触れていて、旅行雑誌やシンプルな国の紹介本では手に入らないような情報が書かれています。

 「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、なんだか他国の政治や企業、社会的なことに関わる諸々は素晴らしいものに見えます。それらをピックアップした特集が多く組まれる、そして目につくからかもしれない。しかしながら、この本では明るい部分だけを書いていないのです。あ、めちゃくちゃ暗いものばかり…じゃないよ!(笑)

 例えばエストニア。この国は日本がマイナンバーを作るうえで参考にした国です。電子国家、という言葉を耳にしたことがある方はいらっしゃるかも。

 とにかくサイバー対策系が強い。ちなみに、Skype本社もここにありますよ~。近年ITの会社が目を付けている国でもあります。

 「わぉすごい国だね!」と思うでしょう。けれど、この国にもたくさんの解決すべき難題はあるのです。人口流出だってあるし。国境線に関するものもある。

 そういった情報が書かれている雑誌、私はあまり目にしたことがありませんでした。手に取りやすい雑誌でありながら、ちゃんと深い部分にも触れられている雑誌。

 内容に関して言えば、写真もすごく素敵なんですよ~!風景写真や国民の写真、工芸品を、街を、伝統行事を写した写真。どれもこれも綺麗です。切り抜いてきたかのように。

 そういえば、宗教に関しての内容も興味深かった。ラトビアは宗教として捉えていないけれど、神道に似た信仰があること、そして21世紀になって若者に強い支持がなされていること。

 自然への畏敬の念など、日本に通ずるものがあるように感じました。これはおそらくデータとして見ても分からないことだったと思います。宗教ではなく根付く思想のようなものみたい。日本もデータには出ないだろうなぁ。

 「この国に興味があるけれど、〇〇の歴史~歩んだ苦悩の道~みたいな本を読むのは面倒だし、でも旅行雑誌以上には深いものが知りたいし…」みたいな方にはおすすめ。読んだ後は好奇心の暴走で多分「〇〇の歴史~歩んだ苦悩の道~」みたいな本に突撃することでしょう。私なら暴走して突撃する(笑)

 「別の国の特集も見たい!」と読み終わって思いました。このTRANSIT。私の部屋の本棚、減らそうと思っているのに毎年興味の幅が広がるから増えるばかり…電子書籍にするかなぁ…でもなぁ…手に取ることで幸せって増すんですよ私。内容は一緒でもね!

 さてさて、今回はTRANSITを読んで抑えきれなかった思いを書き殴りました~読みたくなった方、ぜひぜひ読んでみて!後悔はしないはず!

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