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読書。太平記読破への準備。

 404回目です。φです。

 今日は読書日和にしました。家でメンタル疲れてる感じがしたら、とりあえず読書しまくるスタイルの私。

 読書離れが進んでいるとのことだけど、好きな本に出会って、ちょっとでいいから本への印象を変えてほしいな。そう思います。

 本嫌いな方の意見として挙げられるのは、活字を読むのが苦手・ゲームの方が楽しい・時間がもったいない・本=勉強、なのだとか。

 私はゲームは目が疲れるのでしませんね~活字中毒でもあるし、多分どんなに読書離れが進んでも私は離れないだろうなぁ。加速しそう(笑)

 あ、私が好きなゲームがひとつだけあります。ゾンビ撃つやつ。健気について来たり、正面からアピールする様子がかわいいと思いませんか。「あー健気ーでも撃つね☆」が私にとって最高のストレスリムーバーです。10分くらいしかしないけどさ。

 私がゾンビの健気さをアピールすると、基本的には引かれるのですが何ででしょうね。どんなゾンビ映画見ても「そんな目玉ひん剥いて歩いてくるなんて…どんだけ好きなの…」と思っちゃう。彼らが本能によって動いている、という前提を考えると、単に食料として狙われているだけですが。考え方は自由です!解釈は自由!

 あれ、読書からゾンビへの愛へ話題が変わってしまった。私にゾンビとシャーク語らせると長いんですよ(笑)

 本への愛も私はありますが、本が嫌いな方へ「本楽しいよ!絶対!」とは私は言えないので、触れ合うときが来て、興味を持った時があったら、楽しんでほしいな。ひと時でも楽しんでもらいたいものです。

 どんなにおすすめされた本でも、賞を取った名著でも、満場一致で推奨された本でも、自分の好みに合わないと面白くないものです。その自分の好みを見つけたら、読書って一気に面白さが倍増するんですよね。

 自分にとって面白くない本は、無理して最後まで読まなくてもいいし。私の経験ですが、最初から読みづらいものは最後まで読みづらい。どんでん返しは起こらないような…人によるかな!

 さてさて、本日私が読んだ本について書いていこうと思います。2冊読んだうちの1冊を紹介。


 「太平記を読む」という本を読みました。こちら。

 ちゅ、中古の価格がすごいことになっていますね!30円!

 私は日本の歴史に触れるきっかけがあって、自分の頭の中でぐちゃっとまとまっていない時代があると知って、図書館でかき集めてきましたこの時代(笑)

 と、いうのも、最近行事ごとがほとんど開催中止となりました。そのときに目にしたのが「応仁の乱以来の」という言葉。

 そういえば、私は応仁の乱をあまり知らないかもしれない。いやいや、室町時代自体がぼんやりとした記憶になってきてる。これは不味いぞ…!と思いまして。

 私は戦国時代が好きなのですが、それのひとつ前の時代:室町時代は詳しくない。単語はいくつか覚えているけれども。

 足利尊氏が作った幕府。足利義満が貿易。宋銭。明銭。金閣寺。足利義政が8代目。お金がなくて銀閣寺は地味。足利義輝は剣豪。足利義昭が最後で、織田信長に突かれまくってた。文化は栄えて、観阿弥世阿弥の活躍。わびさびの文化。応仁の乱。…くらい。結構お粗末ー!

 とりあえずさくっと思い出せるのがこれくらい。個人的な意見ですが、室町時代って「よく分からない」って部分ありません?なんか地味というか。

 私の勝手な推測ですが、次の時代の戦国時代が人気過ぎるんじゃないかなぁ…なんて思ったり。あと、足利尊氏ですら肖像画が本人かどうか微妙になっていて、何かと不明瞭な部分があるんじゃないかな。学校とかで習うものだと特に。

 よし、日本の歴史を振り返ろー!となったのが最近。そして読破しましたこの本。室町時代のはじめを描いた軍記物語:「太平記」。

 あ、もちろんこれ以外の太平記そのものも借りましたよ~考察が書かれた本と、太平記そのものを借りました。時代背景を知るための図説も借りて、準備はばっちりです(笑)

 余談ですが、日本の絵に描かれている馬ってかっこいいよね!まぁどの馬も私は好きですが、国ごとに描かれるタッチが違って、見ていて面白いものです。色の使い方、ポーズの描き方、すべて違う。肖像画もそうだけど、馬の絵もまた違いがあって面白い。

 さてさて読んだ太平記について書いていこう。「これ、学生時代に勉強してたら面白かった…!でも多分複雑すぎて投げ出してた!」というのが、正直な私の感想です(笑)

 そして思ったこと。足利尊氏、もう少し評価されてもいいのでは。優れたセンスがあると思いました。政治に関しても、人に関しても。

 私が歴史を学んでいて思うことは、初代の人ってすごくカリスマなんですよね。徳川家康、源頼朝、彼らもそう。歴史とされて書かれている事実と私の考察と偏見だとね(笑)

 では内容。すっごく読みやすい。分かりやすい。原文に触れつつ、解釈を交えつつ、がリズミカルで頭に入りやすい本です。

 まず太平記そのものを読むより、これを読んで大まかな流れを知ってから読んだらいいね、と思いました。私は明日辺りから太平記を読もうと思っていますが、歴史の流れ、人物の心情と背景、発端や位置情報がさらっと分かって準備ができた感じです。

 私の癖かもしれませんが、歴史本を読むときって1冊じゃ済まない。人物にフォーカスした本を読んでから、大きな戦の本を読んだり。例えば関ケ原関係の本を読むとき、私は徳川家康と石田三成の本を読みました。

 できる限りの情報を持って読みたいというか。「あれ、どうしてこうなった?」がたくさん本にあると、なんだか進まない。読んでいる途中でwikipediaさんにお尋ねしたり、学生時代の教科書を引っ張り出してきたり。

 私も心の中では「それ後で調べたら?」と思うのですが、「解決せずにはここから先は行かせないぞ…!」という謎の壁(私ですね!)が立ってしまうんですよね(笑)

 地理が分からなくて、「どこにいるの?!」となったときもあったり。昔の地名で書かれるとちょっと分からないこともある。上総とか下総とか、逆に覚えていたりするので。読んでいる本+地図+教科書+別の本、という謎のスタイルで読書することもあったり。内容入ってこないときあります忘れちゃって。

 そんな私ですが、この本のおかげで大体の知識は得ました。これで太平記は横道に逸れまくって大変なことにならずに済むことでしょう。横道逸れたら、その後別のものを調べて1日経ってしまったりするんですよね…盛り上がると特に。

 あと、この本で良いな、と思ったこと。図や写真の解説もちょこちょこと登場すること。名前の一部を受け継いでいる系の家系図とかごっちゃになりやすいのだけれど、この本ではならなかったなぁ。

 もし太平記を読んでみようと思っている方、読んだけど不可解な点を見つけてしまった方、さらっと太平記辺りの歴史を知りたい方、この本おすすめです。

 にしても、どの時代も人間同じようなことしているんだなぁ…と思います。もう700年はとうに経っているのに、やることってそんなに変わらない。人を集めるときにスマホ使ってないとか、写真撮ってないとか、パソコンメールでやりとりしてないとかは明らかに違うけどね!(笑)

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