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いろんなものをシャットアウトして、辿り着いた「私の求めるもの」+α

りあです。今日はひとりで家にいたので、すっごくのんびりとすることができました。充電できた感じ。そういう時間って大事ですよね。

チャートを書いて、私自身が思っていることを発掘したり。ぼーっとすることで「あ、こんなことを結構な割合で考えているのね」とふと浮かんだり。

やっぱり、忙しい日々を続けると自分が分からなくなってしまう。周りからの刺激が多すぎて、強すぎて、自分の声がかき消されてしまう。刺激に疲れてしまって、自分のことを考える余裕さえなくなってしまう。

自分の部屋で、太陽光だけで、ささやかに香るキャンドルをつけて。ほぼ無音の、感覚が研ぎ澄まされるような環境を作るなかで、私は自分と向かい合いました。

チャートを書いていて、私の求めるものが分かった。「静寂」「静けさ」「癒し」「凛とした」「自然」。やたらめったらこれらの単語が散りばめられたチャート。

まぁそういうことです、私が求めているのは「静」という空間。確かに小さい頃から静かな場所が好きだった。学校では図書館の住人と化していたり、誰も寄らなかった小さな博物館でぼーっとしていたり、植物園で花を眺めていたり。

私が覚えている「あれは最悪の記憶だった」というものは、某アイドルのコンサート会場のこと。盛り上がる観客の声、爆音のような音楽、目をくらませるようなライト。

何があったのか思い出せないくらい、とにかく驚いて、疲れて、「二度と行かない」と誓ったことだけが記憶にあります。それから私は二度とコンサートに行くこともなかった。

唯一行って、さらに「また行きたい!」と願ったのはオペラ。The Legendというグループのコンサートは、とんでもなく私に「聴覚からの癒し」を与えてくれました。

ピアノを演奏するのが私の趣味だけれど、疲れてしまうと「ピアノの音も聴きたくない」になってしまう。ヴィオラもオカリナも。音楽くらいでしか自分の感情表現を実感できないのに、それもできなくなるのですよ。

まぁ、それくらい私は「音が無いこと」に癒されているのです。「刺激が無いこと」という、誰かにとっては「心が死んでしまう」ような状況を、私は常に必要としているのです。

私自身の特性(と書いて厄介なチャームポイントと読む)の”感覚過敏”が原因なのですが。そして最近学び中(大絶賛独学中)のアーユルヴェーダでも、私は「刺激によって疲れやすく、体力が削れやすい」というVataの体質。変な言い方だけど、理にかなっているわけです。静寂が好き、というものは。

私のことはさておき、「静寂を日常に取り込む」というのは現代人にとって、必要なのではないかと私は考えています。これをビジネスにしたいくらい。

私たちの日常は、年々刺激的になっていて、刺激的であることが魅力的であるという認識に変わっているようにも思えます。感情を高ぶらせることが何よりも重視されているような。

刺激を与えられると、脳は快楽を感じることもある。だからもっとほしくなる。それが繰り返されるうちに、最初に満足していたレベルのものではまったく足りなくなるんです。脳ってそんなものですから。進歩したというか、なんというか。

忙しいことがデフォルトだからこそ、のんびりしたり、癒されたり、静けさを楽しんだりする時間が必要なんだと私は思うんです。

ちょっと話はずれますが。私は一度、「癒しを提供するビジネスを作りたい」と思ったことがあります。あれこれ考えているうちに辿り着いたのが、「癒しは人の感情であって、それを私が誘導することは傲慢だ」という答え。

「これやったら絶対に人は癒される!」んじゃない。「それをやっているうちに、とある人は癒しを感じる」のだと、私は思いました。

感情はその人がどう受け取ったかによって喚起されるもの。他者が「〇〇という感情を抱かせる!」というのは、なんだか可笑しなことに思えたのです。

そんな(勝手に妄想して、そして勝手に撃沈する)経過を経て、私は「癒しのビジネスは無理だなぁ」と思っていた。結論付けていた。

しかし、「静寂を与える」というビジネスは、ちょっと良いんじゃないかなぁ、なんて思ってます。静寂を通して、何を得るかはその人次第。私は「静寂を得るから〇〇という感情にさせる!」とは思っていません。

でも、静寂は人生において必要。特にこのご時世、騒がしいものばかりだから。

静寂を通して、人は何かを得るでしょう。何も得なくても、「何も得なかった」という時間を得るわけです。わぁなんて屁理屈。そうです私は屁理屈が得意なのです。

私のビジネスは置いておいて。良いアイディアがあったら、ちょっとはコメントとかほしいけれども。まぁとりあえず置いておきます。

一日に10分でもいい。5分でも、3分でも、1分でも。自分と向かい合う時間を取ってみませんか。お休み数秒前でもいいんだと思います。

ただ「今日自分頑張ったなぁ」とか「自分、明日は何がしたい?」とか。「最近楽しんでる?自分よ」みたいなものでも十分でしょう。問いかけてみてください。きっと「あ、自分ってそうなんだ」って思うことがあると思います。

一生付き合っていくのが自分。ふとしたときに「え、誰よあんた!」みたいなことにならないようにしてあげないとね(笑)

Have an adorable day. 

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