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白黒はっきりさせたい私はグレーでした。《ADHD》

「u+aって、白黒はっきりさせたい性格だよね」と親しい人たちによく言われる。

しかし、このたび私はグレーでいる事を選ぼう。

昔から生きにくさがあったが、コロナ禍における緊迫感が抜けない毎日故に、最近、特段と生きにくさを感じていた。
中学時代には、学校に違和感と窮屈感を感じてきた。適応できないし、そこまで自分を偽り苦しめる必要はないと思い、学校に行かないことを選んだこともあった。
最近は、仕事で期待されることが増え、「期待」を得意としない私は疲れと圧迫感を感じ、大きな生きにくさを抱いた。

生きにくさは無気力を産んだ。

無気力との対峙は、中学時代から数えて13年越しのことであった。

診療所へ

紹介された診療所は、とても古く、どうやら10時から13時しかやっていないらしい。。

びょーいんなんて行く気もなかったが、「え?!4時間しかやってない病院?!なにそれ!それは気になる!!!」と好奇心に火がつき、テンションが爆上がりした。

病院に入ると、そこは小児科のようだった。トイレまでもが可愛らしいキャラクターで散りばめられていた。それもまた興味を運んでくる要因だ。

着いてすぐに、資料室のような部屋に通された。めちゃくちゃテンションの高い40代女性の先生がやって来た。友達みたいなノリで、細身でハイな先生が心理テストを持ってきた。

テストには質問には、思い当たる事がちらほら。いや、結構あった。笑

大学で心理学を専攻していたこと、ADHDさんが身近にいるので、やはりADHDではなかろうかと感じながらテストをした。

自分が友達とは違うことは、重々理解していたので、検査して何かが出ることは心していた。

苦手なことは以下の通り↓
注意散漫、片付けは好きじゃない、マルチタスクが苦手、時間になんて囚われたくない、一個の事をしてると他の事がすっかり飛んでいく、いつも何かがなくなる、人を巻き込んむことが得意←、などなど。

時間については、(囚われたくないと言う)マインドの問題だけじゃなく、とにかく逆算ができないし、時間を気遣うと疲れちゃうから。
無くし物に関しては、イヤリングは片方のものがたくさんあるし笑、傘は人生で何本無くしたか分からないから、基本は濡れることを楽しむようにしている。笑
人を巻き込むことに関しては、まじで申し訳ないと思うが、もうこれはしょうがない域。笑
関係者の皆様、すみません!!←
(仕方ないので楽しんでもらえる人だけ付き合ってください!!←)

診断の結果、この度私は発達障害のグレーゾーンになった。

グレーと聞いて、「やはり」とほっとする気持ちと、「白黒はっきりしなさいな」と言う気持ちとが生まれた。

しかしながら、診断を盾にはしたくないし、診断に甘えてしまいそうなので、今回のグレーはなんだかしっくり収まったような気がした。

ADHDグレーの私のお仕事

大卒後、障害者支援のお仕事をしている。

身体、精神、知的障害を持つ皆さんと一緒に過ごす日々は楽しい。
同じ毎日より、色んなハプニングが起きるわくわくする時間が楽しいし、そんな楽しいことが炸裂する毎日が好きだ。

発達障害のグレーなのに、障害者支援!?とも思ったみなさま。

いやぁー、分かるんですよね。
どういう所で興奮するか、あぁそろそろ爆発するな、不安定になりそうだな、気を遣い過ぎて疲れてるな、とか。
HPS傾向もあるので、これまた感覚的なものなんでしょうが。

だから、先回り支援で、それぞれに合った楽しい時間を作ろうと思っている。
話をする、お茶をする、ボケ倒す、つっこむ、妄想に乗る(膨らませる)、とかちょっとしたことで、結局は「共に時を過ごすこと」が大事なんだなぁと最近は思っておりました。

支援者としてセンスいいな、と言われたり、自分でも「最近モテ期きてるなぁ!」と思ったりするけど、センス云々より、彼らの気持ちを理解できるから逆に適任なのか!?と思ったりします。

過集中と注意散漫

そんな私も、ADHDの特性ゆえの過集中と注意散漫に見事弄ばれることとなってしまいました。

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは「不注意・衝動性・多動性」が主な症状。
注意が散漫で多動ちゃんと思われやすいが、一点のことに集中しすぎる過集中という側面もあるのです。

私の場合は過集中と注意散漫のバランスが取れなくなり、仕事では過集中が抜けないが、家に帰るとぶっ倒れる、という非常にまずい状況だった。
最近は過集中の時間が長くなってしまい、その反動で虚脱状態になったようである。いわば無気力で、集中力とあらゆる興味が消え失せた。

虚脱状態からどう脱したか。
それは、あることを思い立ったからであるが、長くなるので別の記事に書くこととしたい。

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