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日本よ、子供を守れ(カルトを解体しろ)

写真はオスロ。
ムンク博物館より。

二世の方の記者会見

見られただろうか、この記者会見
昨今大きな問題となっている旧統一教会の元二世信者の方の記者会見だ。
1時間あるが、見ていただきたい。
そして、この女性の勇気とspeak upされたことに対して敬意を表したい。
見ていて僕も泣いてしまった。

子供の権利について

この方の会見で初めて僕が知ったことがある。
子供の権利だ。
東京新聞が今年に入ってこんな記事を掲載している。
医師にもなってこんなことを知らなかった自分が恥ずかしい。
子供に決定権はないから、声を聞くべきだ。
まさしくその通りだと思う。

自分の経験談を少し

ノルウェーに来て日本時代を振り返る機会が増えた。
ここ数年やっと自分がおかしかったことを自覚した。
種々の理由については伏せるが、僕は7歳頃から自殺願望があった。
夜ベッドで一階のキッチンに行って包丁で自分を刺そうかと10歳になる前に思っていた。痛いことが怖くて実行に移した事はない。
大学入学くらいまで、自分なんて居なくなってしまっても問題ないだろう、無意味な存在だろうと思っていた。
幸い今は自殺願望は一切無く、自尊心もだいぶ出来たと思う。
ただ、子供が希死念慮を持つ事自体異常だ。
自分がなぜそう思ったのかについては自分の中で理由ははっきりとわかっている。
精神疾患とかではなく、環境要因だ。
今振り返れば、そしてこの女性の勇気ある記者会見を見て思う。
子供を守るべきだ。
子供には人権があり、親が、環境が悪ければそこから国は保護すべきだ。

行政による見殺し

記者会見でもこの女性は言っている。
行政が見殺しにしているし、トラブルを避けようとしている。
行政を役所を非難するつもりはない。
ただ、ここまで大きくなっている問題に対して政治介入がないということは国の失策だ。
子供や若者はヘルプを出しにくく、弱者の立場だ。
弱者を救えない政治なんて存在価値はない。
僕は宗教2世では全くないし、幸いにも母方に家族に救い出してもらった。
この女性の痛みは痛いほど伝わってくる。

政治とカルトの癒着

続々と出てくるクズみたいなニュース。
このように被害者が出て人生を狂わされている。
会見途中に旧統一教会から中止要求まで来て、安全の確保さえ難しいような印象もある。
信者が一方的に信仰する分には良いが、子供や周囲にダメージを与えてはならない。
被害があるにも関わらず、政治家が動画出演をする、コメントを出すなどふざけている。
これが原因で夫婦別姓にできない、LGBTQの権利が保障されないなら、日本は終わっている。

弱者を見捨てる社会

円安だ、中国だ、北朝鮮だ、経済だ、色々問題はあるだろう。
しかし、子供を、若者を、弱者を見捨てる国に将来はない。
日本はヤバいか、なんて記事を書いたが、訂正する。
非常に危ない。
日本在住している人たちから、違法に金を巻き上げて被害者が出ている団体と付き合いが切れない、処罰できない、子供を守れない。
それでは優秀な人間も育たなければ、僕のように外に出ている人間から悪評が伝わり、日本は優秀な人材を確保できなくなるだろう。
こうしたカルトが人材を潰していることも考慮すべきだ。
日本がGDPに対する教育費が非常に低いことを考えると、教育さえすれば育つ人々を潰している。
これを愛国主義、美しい日本というのだろうか。
なんと醜い国だろう。

今困っている方々へ

僕から何か出来ることは悲しいがない。
しかし、ネットで色々行政や弁護士会等がヘルプを受け取ってくれると思う。
きっと助けてくれる人達がいる。
一人で悩まず、信頼できる友人等に相談してほしい。
日本では問題なく生活するというのが一種のステータスだと思う。
が、誰だって悩みや悲しさを持って生きているし、それが普通だ。
悩んでいるのは一人ではない。
僕だって失敗ばかりの人生だったが、幸運にも今はノルウェーで望んでいた仕事につけている。
人生死んだら終わりだが、死なずに相談して助け合っていけばなんとかなるはずだ。
その助け合い、基本的な人権擁護は政治がなんとかすべきだ。

私達にできる事は?

今回の記者会見をされた女性に敬意を表したい。
そして、彼女の助けになればと思い、こちらを書いている。
そして政治を変えることだ。
たとえ一票であっても一票はあるのだ。
選挙に行こう。
Vote outしなければならない人達がいる。
彼女に起こったことは、次にあなたに起こるかもしれない。
あなたの近所の人は、実は被害者かもしれない。
僕たちはたまたま幸運にもそういう立場に巻き込まれなかっただけだ。
彼女のような悲しみ、痛みを繰り返してはいけない。
教育、人権擁護に関して日本は真剣に向き合うべきだ。
僕はそんな基本的価値観を遵守できない国には戻りたくない。






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