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思ったままを口にすると嫌われる

以前、知人の薬剤師(30代)からある相談を受けた。身バレ防止のため詳細は伏せるが要約すると下記の通りだ。

『今の会社に嫌気が指している』
『自分の業務だけが増えているように感じる。周囲のスタッフと比較すると業務の内容に差を感じている(給与は変わらないのに)。』
『転職も考えている』

さて、タイトルから察するに私が何言ったか、想像できる方もいるだろうが一言でまとめると『嫌なら辞めれば?』である。心の内を曝け出すような、少し悪態のように感じられる記事になると思うがそれでも良ければ読み進めていただきたい。

誰しもがそう割り切れるものでもないというのは理解できるが、嫌だと思うことを続ける意味が分からないというのが本音である。ましてや自分軸で解決できるものならばともかく、他責思考に陥ると厄介で、今後の人生常に誰かのせいにしてしまう可能性がある。

薬局をしながら薬局のビジネスモデル自体に嫌気が指している私が言うのだから恐らく間違いない。他人がどうこうしてくれるのは、せいぜい学生時代や新卒時代といったところだろう。

しかし自己擁護も兼ねて、私が上記の発言をする際、一番に考えているのは実のところ相談相手のことなのだ。

辞めたいと言いながらも、辞める決断をできなかった人の末路を少なからず見てきたが、その後の人生が明るいものになるとは到底思えなかった。

理由としては単純明快で『自分で決めることを辞めている(諦めている)』からだ。人生を誰かに決めてもらおうとするのがそもそも誤りなのである。

会社のせい。他のスタッフのせい。言うは易しであるが、これではいけない。そう何度も無い大きな決断を迫られている時だからこそ、『自分で決める』ということを強く意識してほしい。

そうすると少なからず人生が豊かになるものだと私は本気で思っている。

しかし、別のタイミングではあるが、何故そのような言い方しかできないのかと少し怒られたことがある。確かに、言い方は整えられたのかもしれないが、そうする時間も勿体ない。

本音で語り、正論をぶつける。そうして嫌われるのもまた人生。


あぁ今日も薬剤師を辞めたい。

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