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【予備校なし】医学部学士編入試験の勉強法

はいどうもこんにちは、研修医・薬剤師 matsuです。
初めてのnote投稿となりますが、本日は学士編入における私の勉強法について書いていきます。

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↓YouTubeでも学士編入に関することで情報発信をしています。もし良ければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=rZssV1uUJI4

日本の医学部に入学するためにはいくつか方法がありますが、
その中の学士編入試験について簡単に触れますと、受験資格者が一度大学を卒業し「学士」という学位を持った方を対象とした編入試験となっています。学士編入試験自体の詳細な説明に関しては他のウェブサイトなどをご覧ください。
医学部学士編入予備校としては河合塾の系列の河合塾KALS が圧倒的シェアNo.1で非常に有名です。私はKALSは受験までのスケジュールなどの観点から利用していませんが、KALSが非会員向けに行なっていた学士編入ガイダンスには1度参加したことがあり、学士編入の概要や実際の学士編入生に生の体験談を聞けたのはいい経験でした。

学士編入予備校 河合塾KALS

KALS 学士編入ガイダンス

それでは早速ですが本題に入っていきます。
私は2016年度に学士編入試験を受験しましたが、当時は生命科学と英語のみで受けれる大学に絞って受験したため、勉強も生命科学と英語のみしか勉強しませんでした。その点をご留意して以下の内容をお読みください。

<生命科学>
KALSがAmazonでも公式に出している問題集がありますのでそれを活用し問題演習を行いました。

医学部編入への 生命科学演習 (KS生命科学専門書)

それ以外に参考書にしたのは、薬学部に在学している方はお馴染みだとは思いますが、エッセンシャル細胞生物学や薬ゼミが出している薬剤師国家試験対策参考書の青本(生物)も活用しました。他にも、高校の時に使用した生物の資料集も遺伝や組織学の勉強では有用でした。

エッセンシャル細胞生物学(原著第5版)

薬ゼミ 薬剤師国試対策参考書③ 生物

<英語>
薬学部時代に在籍していた研究室では週1回の英語論文の抄読会があったので普段から生命科学領域の英語に触れる機会があったと、学士編入試験の受験を決めてから時間が残されていなかったためにあまり勉強時間は割けませんでした。

一応、生命科学と同様にKALSが英語の問題集を出していてそれも購入しましたが、さらっと内容に目を通しただけでうまく活用はできませんでした。

医学部編入への英語演習 (KS生命科学専門書)


また二次試験については小論文と面接対策をみなさん行うかと思います。

<小論文>
一般的に書店に売ってあるような医学部一般入試向けの小論文の対策本をいくつか買って読み漁りました。実際に小論文を書いたことはありませんが、小論文を書くにあたり重要となるポイント・テンプレート及び時事内容のインプットに重きを置きました。

<面接>
こちらも同様、一般的な対策本を買って面接原稿を作りました。特に、医療系学部出身者には「自分を見つめ直す時間」を作って欲しいと思っています。
なぜかと言いますと、医療系学部出身者の方は面接の場で高確率で「なぜ○○ではなく医師なのか」を聞かれます。事実、私も面接で尋ねられました。
その際に、自分の中でしっかりとした答えを持っていないと面接で失敗しますし、何より医学部入学後のモチベーション維持にも関わるので、改めて自分を見つめ直す時間を受験勉強の中で作って欲しいと思いました。

今回は私が行なった勉強法をご紹介させて頂きました。KALSが公に発行している問題集は使用させて頂きましたが、KALSでは有名な要項集やテキストは持ってませんし使用していません。また、他の予備校の利用もしませんでした。

もちろん、受験校によっては化学や物理、数学が必要になってきますので対策がより難しくなってきます。また、医学部学士編入試験は情報戦です。基本的には筆記試験や面接試験の問題は公開されていないことも多く、前述のKALSに通うことは非常に有用だと思います。授業料は決して安くはありませんが、医師になったらすぐ返せます。
薬学部や生物系学部出身でなければ私は基本的にはKALSを利用することをお勧めしたいです。

以上になります。せっかくの一度しかない人生を後悔の無い最高の人生にするためにも、医学部学士編入試験は挑戦する価値が十分すぎるくらいにある試験だと思っています。
これから挑戦される受験生のみなさん頑張ってください。ご健闘をお祈りしてます。

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