ヒロシマナガサキへの想い

日々、日本国内でのCOVID-19の感染による影響が深刻化していますね。
緊急事態宣言が全国にまでおよび、国内外の移動も交流も規制、制限されています。

陸の世界での規制が厳しくなればなるほど、海を愛する皆さんは、海ともっと寄り添いたい、海に出たい、という気持ちが今まで以上に強く動かされていることと思います。大丈夫ですか? 海に出てますか?

何でも受け入れてくれる海、限りのない海、世界の大陸につながる海、海の広大さだけでなく、その海の果てしない深さから推測すると、海の95%はまだ未開の地、人が踏み入れたことがない場所だそうです。

そんな壮大な自然環境につながる入口が私達人間が住む、みじかにあるその砂浜のから広大につながっているのです。

でも、その海は多くの問題に直面しています。

広大で偉大な海にも人間の、文明の、負の影響があるわけで、プラスチックゴミ、タバコのフィルター、農薬、廃油、放射能汚染水など、さまざまな人間がだbしたゴミが、私達が経済活動をすればするほど、物質的に豊かになればなるほど、雨と一緒に海に流れていく。

そして空にも二酸化炭素だけでなく、私達人間の暮らしを便利で豊かにするために沢山の化学物質が拡散されていく。そしてこの地球の環境を蝕んでいく、まさにウイルスが人間の体と社会に悪影響を与えるように、、、、。

私達人間が今の生き方を変えない限り、終わりのない地球環境破壊が続いていく。

少しでもその地球の環境破壊を改善させたい。海を健康な状態に戻したい。自然界の通常の秩序を、原始の時代まで戻すことは無理でも取り戻したい。科学的、技術的な方法での解決は科学者達に任せて、自分ができる行動や生き方、日々の生活の延長の中で変えていければと思い、スタートしたのがこの『Paddle for Mother Earth 』という活動です。

https://www.paddleformotherearth.com/

海を漕ぐという行為は、山や舗装されていないトレイルを靴を履かないで裸足で歩く行為と同じで、地球やそこに生きる他の植物や生物、魚介類、生きとし生けるもの全てに対して優しい行為だと思う。

そして、ひと漕ぎひと漕ぎ、人の手で「海をこぐ」という行為は、海を手で撫でる(なでる)姿と同じだと僕はつねづね感じている。

泣いてる赤ちゃんを優しく撫でてあげれば泣き止むし、お腹が痛いとぐずる子供のお腹を心をこめて撫でてあげれば痛みはなくなる。

それと同じような行為が、地球に対して僕にもできるんじゃないか、おこがましいことだとは承知で、僕は海に出て海を癒したいという気持ちで今まで海を漕ぎ続けてきた。

地球は一つの生命体で、私達人間も他の生き物も、自然界全てが循環し繋がっていて、この地球という生命体の一部であるという気持ちで、僕はこの母なる地球と毎日接しているのです。大海原にたった一人で漕ぎ出ると、特にそれを強を感じるのです。

僕は海を漕ぐことで、傷ついた地球を少しでも癒すことができるんじゃないか、と本気で真剣に思いながら日々海を漕いでいるのです。

この地球に愛しく寄り添う心をより多くの人達に伝え、僕一人だけでなく、一人でも多くの人達と一緒に同じ気持ちで海を優しく撫でることで、この「母なる地球を癒す」という効果も大きくなると僕は信じています。

ハワイから日本まで太平洋を漕ぐことも、今年、ヒロシマ、ナガサキを漕いでつなげる活動も『この地球を僕らの手で癒す』という世界観が源泉にあるものなので、僕の価値観、感覚的には今の人間社会が直面している、COVID-19の非常事態による影響は全くありません。

逆にこのパンデミック、オーストラリアの大火災、アフリカでのバッタの大量襲来による甚大な被害、大地震、津波、などの天変地異が世界中で多発し、国と国、人と人とが分断さている今だからこそ、こんな時だからこそ人と人とがつながり、海に語りかけ、地球に寄り添いながら地球を癒す必要があるのではないか、と強く感じるのです。

今、海は、多くの問題に直面しているのです。

母なる地球は瀕死の状態なのです。緊急事態発令中なのです。

海を漕いで感謝の気持ちを伝えながら地球を癒し、また、海を漕ぐ一人一人の人達が海に癒されることで、大自然と人との調和という大きなエネルギーが生まれ、母なる地球も癒されるのではないか。という意識が僕には強くあります。

またそれと同時に、先の戦争からの痛みや悲しみを負った人達、今も世界中で続く紛争で苦しむ子供達、差別や貧困で明日をも生きていけない苦しみの真っ只中にいる多くの子供達、物質的に豊かな国に生まれながらも、今の混沌とした世の中で迷い悩み自殺を考える若者達のことを想います。彼らにとって、“緊急事態” は、今始まったわけでなく、ずっと前から発令中であり、これからもまだまだ続くものだと思うのです。

それらの人々に想いを寄せながら『この地球に生きる、生きとしいけるもの全てのバランスが保たれますように、、、』と、日々消滅しつつある砂浜で祈りを捧げ、世界の国々とつながる海を漕ぎたい。という気持ちが日々強くなっています。

個々の自分の生き方や価値観や想念が、世界中の人達に影響を与え、さらにはこの地球にも影響を与えるということに、今だからこそ気付き始めている人達がたくさんいます。だからこそ、その人たちと一緒に、今このタイミングでヒロシマ、ナガサキを漕いでつなげたいのです。

しかし、今回のプロジェクト、は僕一人でやることではなく、充分な漕ぎ手、仲間、理解者がいて、始めてスタートし達成できることです。

よって、政府が感染拡大防止のために人々の移動を規制すると明言しているゴールデンウイーク明けまで待ち、その時の社会情勢、広島と長崎、そして途中上陸する山口、福岡、佐賀、の状況をみて判断します。なお、延期になる場合は、その延期の日程もゴールデンウイーク明けに発表できればと思います。

<ヒロシマ、ナガサキ>
世界の海を愛するパドラーたちと共に、交代しながら、ヒロシマからナガサキの海路をヴァア(アウトリガーカヌー)で漕ぎ、”Aloha”(愛と平和)をつなげます。(約700キロ)
https://www.paddleformotherearth.com/hirosimanagasaki
2020予定
https://www.paddleformotherearth.com/hiroshimanagasaki2020

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?