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れいな奥様ストーリー⑥

十分にキスを楽しんだあとは、改めて彼女の体を洗っていってあげる。
 泡立てたボディソープを直接手で彼女の体に塗り付けるのだが――何気にこの瞬間が私にとっては堪らない瞬間だった。
 まずは無難なところで、彼女の二の腕を握る。
 細身の彼女の腕は、掴んだ私の手の指同士がくっつくくらいには細かった。
 それでいて不健康というほどには細くなく、ちゃんと柔らかい。
 いくら私が細身が好きとはいっても、骨と皮だけみたいなガリガリでは興奮より心配が先に立ってしまう。
 そういう意味で、れいなさんの体は私にとって最高の理想そのものだった。
 二の腕も十分細いけれど、そこから肘、腕の先、手首と手をずらしていくと、さらに細さを感じることが出来る。
「ちょっと、ごめんよ」
 私はそう断りつつ、れいなさんの両手を一緒くたにして片手で掴んでみた。
 両手首がすっぽり手の中に納まってしまい、どれだけ細いのかがよくわかる。
 心の中で感嘆の息を深々と吐き出した。
 華奢で、細くて、可愛らしくて、愛おしい。
 れいなさんの魅力に頭がくらくらする。

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