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はるか奥様ストーリー⑦

「ふう、ふう、ふう……」
妻が更年期に差し掛かったこともありー。
行き場のない性を、自慰で紛らわすことはあったものの。
自らコントロールする場合とは異次元の、急スピードの快楽に、膝が震えていた。
顔に血が上っているのが、とてもよく分かった。
「お、おうそうだ。プレイ料金、これで足りる、かな?」
財布から、札を取り出すと、はるかさんは微笑んだ。
「ありがとうございます。確かに頂きました……」
丁寧に札を受け取り、店に電話を入れて、連絡をするはるかさん。
さきほどまでの男を翻弄して喜ぶ淫婦の表情と、違っている。
まるで、教育が行き届いた事務職のようだ。
「ではでは、お風呂、入っちゃいましょうか?」
「お、おう……」
お互い、着ているものの枚数は多くない。
はるかさんがキャミソールの袖を引き抜いていく。
30度を超える熱帯夜のホテルの室内の、うすあかりに、肌が晒されていく。
「すげえ……グラビアを張れるんじゃないの、これ……?」
「ええ? もう、ほんと、お上手ですねぇ」
照れたように、はるかさんが笑った。
スカートのジッパーを落すと、ルージュと同じ紅色のパンティがあらわれー。
それを抜き取ると、大理石のように、輝く白い肢体の全てが現れた。
楚々として整えられたヘアがアクセントになっている。
メリハリが利いて、男好きがするカラダだが、清潔感を保っている。
太ももも、むっちりとしているが、張りを喪ってはいない。
「いきましょ?」
「うん……」
ぷりぷり、と弾む半球型のお尻に目を奪われつつ、俺は彼女の後をついていった。

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